コーヒー 抽出方法 種類

自宅で楽しもう!エスプレッソのおいしい淹れ方・コツ|抽出に必要な道具もご紹介

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今回ご紹介のテーマは、「エスプレッソ」です。

カフェに訪れると、エスプレッソを使ったメニューがずらりと並んでいますよね。

カプチーノやカフェラテ、カフェモカは全て「エスプレッソ」を使用したドリンク。

これらのようなカフェで楽しめるドリンクが、自宅でも再現できたら、どうでしょうか?

リラックスした自分の空間でゆったりとカフェラテを飲める...... とっても嬉しくなりませんか?♪

 

今回の記事では、エスプレッソを自宅で淹れてみたい人に向けて、必要な器具から、基本的な淹れ方を解説しています。

「エスプレッソに必要な器具は、何から揃えれば良いんだろう?」「基本的な淹れ方の手順は?」「抑えておくと良いコツはあるのかな?」

などの疑問が解消され、未経験者の人でも、本格的なエスプレッソコーヒーを淹れられるようになりますよ。

ぜひ、楽しんで読み進めてくださいね。

 

エスプレッソの特徴は、圧力で一気に抽出し、濃厚な風味になること

イタリアのコーヒーと言えば、このエスプレッソ!

今や日本のカフェでも無くてはならないコーヒーの一つになっています。

 

「エスプレッソ」は、イタリアで生まれた抽出方法です。

大きな特徴は、専用マシンで圧力をかけならがら一気に抽出すること。

また、その風味です。

通常のペーパードリップだと、12g前後のコーヒー粉を使って140~160ml程度のコーヒーが抽出されます。

エスプレッソの場合、1杯あたりの出来上がりのコーヒー量は、コーヒー粉 6〜12gを使用して25~35ml。

コーヒー粉の量は同じ程なのに、エスプレッソの出来上がりのコーヒー量は、ペーパードリップのおよそ5分の1という計算になります!

かなり濃縮されたコーヒー液なのですね。

その風味・味わいは、苦味が強く、濃厚です。

本場のイタリアでも、砂糖をたくさん入れて、キュッと飲み干す人がほとんどなのだとか。

溶けきらないほどの砂糖を入れて、飲み干した後、底に溜まった残りの砂糖をスプーンですくって食べる..... という人もいるそうですよ♪

 

完璧なエスプレッソは、上から「クレマ」「ボディ」「ハート」と呼ばれる3層がキレイに分かれています。

クレマは、表面の白い泡で、エスプレッソのおいしさの決め手のひとつです。

きめ細やかで、しっかりと厚みのあるクレマが出来ると、上手に抽出ができた証拠!

エスプレッソの香りを閉じ込めつつ、温度低下を防ぎます。

また、クリーミーでまろやかな口当たりにする効果があります。

3層の中心にあるのが「ボディ」で、エスプレッソ独特のコク・旨味が凝縮されている部分です。

一番下の「ハート」は、エスプレッソの濃厚な香り・口に含んだ際の風味が凝縮されています。

 

これらの3層は、エスプレッソが抽出されてから数十秒程度しか持ちません。

ぜひ、淹れたてのエスプレッソを観察してみてくださいね。

次からは、エスプレッソに必要な道具を、一つ一つご紹介していきますね!

 

エスプレッソに必要な2つの道具

こちらが、エスプレッソを淹れるときに必要な、基本的な道具です。

 

※ エスプレッソには、抽出方法が2種類あります。

「直火式」と「電動式」です。

今回は、場所を取らず、アウトドアのシーンでも活躍する「直火式」の道具、淹れ方についてご紹介していきますね!

 

【エスプレッソに必要な2つの道具】

  • 直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)
  • メジャースプーン or キッチンスケール(電子はかり)

 

直火式エスプレッソを淹れる場合、本体とコーヒー粉を計量するツールのみあればOK!

直火式エスプレッソメーカーは、別名「マキネッタ」と呼ばれ、イタリアの一般家庭で親しまれています。

 

一番最後にある、メジャースプーン or キッチンスケール(電子はかり)についての補足です。

メジャースプーンだと曖昧な分量となってしまうため、きっちり量りたい人は、キッチンスケール(電子はかり)がおすすめですよ。

 

① 直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)

直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)は、色々なメーカーから販売されています。

中でも有名なのが、「BIALETTI(ビアレッティ)」社の「モカエキスプレス」です。

おじさんのロゴがなんともかわいい、1933年生まれの直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)です。

コーヒー焙煎所、カフェなどでも販売されているので、見たことがある人も多いと思います。

 

直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)の選び方は、まずはサイズをチェックしましょう。

1杯〜12杯分まで、さまざまなサイズ展開されているので、自分に合ったものを選んでくださいね。

 

また、素材も選ぶポイントです。

ステンレス、アルミが多く使われています。

ステンレスは、高価ながら、その分サビ・変色に強いです。

耐久性の面から見ても、アルミよりも高いので、買い替えずにずっと使っていきたいという人におすすめです。

アルミは、低価格で軽量、とっても扱いやすいです。

熱伝導率の高さから、ステンレスよりもスピーディに温まります。

しかし、使用の都度、しっかり乾燥させないと黒ずみが発生してしまうので、お手入れに注意が必要です。

 

「直火式」とありますが、別販売の”ヒーティングプレート”を使えば、IHヒーターでも直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)を温めることが出来ます。

※ ”ヒーティングプレート”には、使用条件があります。

購入前に確認してくださいね!

② メジャースプーン or キッチンスケール(電子はかり)

「エスプレッソに必要な2つの道具」の冒頭でもご紹介しましたが、「メジャースプーン」は、コーヒーの豆や粉の分量を、大まかに量るのに大変便利です。

ですが、スプーン1杯の分量は、正確な規格などがないのでメーカーによってさまざまです。

1杯分の大まかな目安になるので便利な道具ですが、正確なグラム数を出すことはできません。

液量が少ないエスプレッソは、コーヒー粉とお湯の配合で仕上がりの味わいが変わります。

毎回同じように抽出したい人は、キッチンスケール(電子はかり)で計量しましょうね。

 

こちらに、キッチンスケール(電子はかり)を使ったコーヒー粉の計量方法をご紹介します。

ぜひ、参考にしてくださいね!

 

【キッチンスケール(電子はかり)を使った、コーヒー粉の計量方法】

  1. マキネッタのパーツ「バスケット」をキッチンスケール(電子はかり)に乗せる
  2. キッチンスケール(電子はかり)の電源を入れる
  3. キッチンスケール(電子はかり)のメモリが0(ゼロ)表示になるまで待つ
  4. バスケットにコーヒーの粉を入れ、計量する

このようにして、コーヒー粉の必要量を量ってみてくださいね。

コーヒー粉を正確に量るようにすることで、味がブレにくくなるので、おすすめです。

 

おいしいエスプレッソの淹れ方・工程の手順は4つある

エスプレッソの特徴、必要な道具について知ることが出来たところで、ここからは、おいしいエスプレッソの淹れ方・工程の手順4つをご紹介していきますね!

「BIALETTI(ビアレッティ)」社の「モカエキスプレス」の進化バージョンである、「ブリッカ(Brikka)」4杯用のモデルの淹れ方・工程です。

ぜひ、参考にしてくださいね。

 

1. ボイラー(一番下のパーツ)に水を入れる

水180mlを計量し、ボイラーと呼ばれる(一番下のパーツ)に水を入れます。

 

2. ボイラーにバスケットをはめて、計量したコーヒー粉を入れる

ボイラー部分にバスケットをはめて、計量したコーヒー粉を入れます。

コーヒー豆は、フレンチローストやイタリアンローストなどの力強い焙煎度合いのコーヒーが、エスプレッソにはぴったりです。

コーヒー粉は、「細挽き」が最適です。

パウダーのような「極細挽き」が自動エスプレッソメーカーでは使用されますが、直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)には不向きです。

お湯がコーヒー粉をうまく通過できず、抽出がスムーズにいかないからです。

バスケットに入れたコーヒー粉は、強く押しつけないで、表面を軽くならしましょう。

 

3. サーバー(注ぎ口の付いたパーツ)をボイラーにセットし、加熱する

コーヒー粉をバスケットに入れたら、サーバーをボイラーにねじ込みます。

弱火〜中火で加熱をスタートさせましょう。

ボイラーの底面から火がはみ出てしまうと、火力が強い証拠です。

コンロの火がはみ出ないくらいの弱火~中火で加熱をしましょう。

 

4. コポコポという音がし始めたら抽出終了し、火から下ろして完成

火をかけても、何も起こらないので、初めは不安に思うかもしれませんが、大丈夫です!

突如としてお湯がサーバー内に沸いてきて、一気に抽出が進みます。

コポコポという音がし始めたら、抽出終了。

火から下ろしましょう。

火から離しても、残った圧力で最後まで抽出出来るので、安心してくださいね。

 

エスプレッソとの違いは?その他の抽出方法

家でコーヒーを淹れる方法は、いくつかの種類があります。

違う方法で淹れたコーヒーは、味が全く変わってくるので、比較するととっても面白いですよ!

ここでは、ペーパードリップ、フレンチプレスの抽出方法をご紹介しますね。

エスプレッソとは違う器具・道具の抽出方法も、ぜひ、興味を持ってみてくださいね。

 

ペーパーフィルターを使った「ペーパードリップ」

「ペーパードリップ」は、ペーパーフィルターに挽いたコーヒー粉を入れ、ドリッパーにセットし、注いだお湯の重みで成分を抜き出す、という抽出方法です。

エスプレッソの原理とは異なる淹れ方です。

 

いかにもコーヒーを淹れている、という感覚があるので、やりがいや満足感が高いです。

ドリッパー、サーバーやカップ、ドリップポットなど好みのアイテムを増やしていく楽しさがあります。

 

エスプレッソとペーパードリップの違いは、味に現れます。

「エスプレッソの特徴は、圧力で一気に抽出し、濃厚な風味になること」でも触れましたが、苦味が強く、濃厚なこーヒーが抽出されます。

1.5気圧の高い圧力を使っているためです。

「クレマ」「ボディ」「ハート」と呼ばれる3層により、他には無い重量感を感じますよ。

 

一方で、ペーパードリップは、通常の気圧下で抽出され、紙のフィルターがコーヒーの油分を取り除きます。

エスプレッソと比較すると、ペーパードリップはずっとすっきりした印象のコーヒーに仕上がりますよ。

コーヒーの透明感、軽やかさを感じたい場合は、ペーパードリップを選ぶと良いですね!

 

また、ペーパードリップは、エスプレッソと比較してお手入れが簡単!

エスプレッソはパーツの分解の後、洗浄..... という流れです。

ですが、ペーパードリップは、分解が必要な細かいパーツがありません。

ペーパーフィルターごとコーヒー粉を処分するとができますよ。

自宅でコーヒーを淹れるのに慣れていない初心者にとっては、ペーパードリップが取り入れやすいと思います。

入り口はペーパードリップにして、慣れてきたらエスプレッソにチャレンジする、という流れが良いかもしれませんね。

 

誰でも簡単に淹れられる「フレンチプレス」

「フレンチプレス」は、誰でも簡単においしいコーヒーを淹れることができます!

その仕組みは、フィルターでコーヒー粉を濾しながら抽出するペーパードリップやネルドリップとは全く異なっています。

まず、粗めに挽いたコーヒー豆と適量のお湯を専用のビーカーに注ぎ、数分待ちます。

あとは、蓋に付いている金属フィルターで、浮いているコーヒー粉を押し下げるだけ。

残ったコーヒー液を注ぐだけで、本格的なコーヒーを淹れることができますよ。

 

ペーパードリップやネルドリップは、ある程度は淹れる人の技術と経験が必要ですが、フレンチプレスは技術的なものは一切不要です。

湯量やコーヒー粉の量、蒸らす時間などの簡単な手順を守ることで、いつでも安定したおいしいコーヒーを楽しめます。

 

ペーパードリップよりも、コクが強めに仕上がります。

エスプレッソはコーヒーの油分がかなり強く感じられますが、フレンチプレスはそれよりも穏やか。

同じ感じるコーヒーに仕上がります。

エスプレッソと同様に、金属フィルターを使うフレンチプレスは、油分がそのまま通り、サーバーやカップに注がれます。

ペーパードリップよりも、濃厚なコーヒーオイルを感じる1杯になりますよ。

 

これらの違いを知って、ぜひ、気分に合わせてコーヒーの抽出器具を選んでくださいね。

 

濃厚な風味を自分でも!エスプレッソで、本格的な味を楽しもう

いかがでしたか?

エスプレッソの特徴、エスプレッソに必要な道具、淹れ方・工程の手順などをご紹介してきました。

エスプレッソとその他の抽出方法との違いも、参考になりましたか?

 

エスプレッソは、高い圧力で一気に淹れられる抽出方法です!

このエスプレッソコーヒーとミルクで、カフェで注文するようなラテも作れますよ。

少量なのにしっかりとした味わいのエスプレッソは、淹れ方を覚えれば色んなアレンジコーヒーを楽しめます。

ぜひ、エスプレッソに挑戦してみてくださいね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

ten to ten(テントゥテン)では、今後も皆さんのハンドドリップコーヒーの時間を豊かにするような情報をお届けしていきます。

その他の記事も、ぜひ参考にしてくださいね!

また、次回の記事でお会いしましょう!

  • この記事を書いた人

ten

初めまして!tenです。 皆さんがハンドドリップコーヒーを楽しめるような情報をお届けしています。 「おばあちゃんになってもおいしいコーヒーを大切な人と分かち合いたい、、、」という思いで、ブログを書き始めました。 コーヒーが大好きで、スタバで働き始めて6年(2018年〜)、ブラックエプロン着用歴は5年です。(2019年〜) 英語の独学歴12年(2012年〜)、オンライン英会話歴あり(2020年〜2021年)、スタバのお客様や自分の子供たちと英語で会話を楽しんでいます。 手仕事が大好きで、洋裁歴5年です。(2019年〜)自作のシャツやパンツ、スカートを身に着けてスタバの店頭に立つこともあります。 「ハンドドリップって、こんなに楽しいものなんだ!」記事を通して、そんな風に思ってもらえたらとっても嬉しいです。

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