コーヒーの抽出器具

ベトナムコーヒー ドリッパーの特徴を解説!メリット3つも併せてご紹介

 

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今回の記事のテーマは、、「ベトナムコーヒードリッパー」です。

ベトナムは、ブラジルに次いで世界第2位のコーヒー生産国!

現地の人だけでなく、各国から訪れる観光客の人たちも楽しんでいる「ベトナムコーヒー」も、ご当地コーヒーとして世界的に有名です。

「いつか飲んでみたいな......」と思っている人も多いのではないでしょうか?

 

ですが、あまり馴染のない方も多いかと思います。

ベトナムコーヒードリッパーは、ーーおすすめの抽出器具です。

 

今回の記事では、ベトナムコーヒーを淹れるときに使われる専用の「ベトナムコーヒードリッパー」の特徴をご紹介します!

これからベトナムに旅行に行かれれる人、現地で飲んだことがあってどんなコーヒーなのか知りたい人、世界のコーヒーの飲み方を色々と知りたい人、そんな人にぴったりの内容です。

特徴と合わせて、メリット3つもご紹介しています。

ぜひ、ベトナムコーヒーの世界に触れて、「コーヒーって面白い!」と思って貰えたら嬉しいです。

 

「ベトナムコーヒードリッパー」とは、

ベトナムコーヒードリッパーの解説の前に、ベトナムコーヒーについてまずはご紹介しますね!

ベトナムコーヒーとは、ロブスタ種という品種の深煎りコーヒー豆を濃く抽出し、練乳(コンデンスミルク)をたっぷり加えて飲むコーヒーです。

ロブスタ種は、酸味よりもずっと苦味が強く、単品では飲みにくい個性的な品種。

色んなコーヒーにブレンドされているので、インスタントコーヒーや缶コーヒーの原材料の「ベトナム産」という表記を見たことがある人もいるのではないでしょうか?

 

このロブスタ種を飲みやすくするために、ベトナムコーヒーは誕生しました。

「Cà phê sữa(カフェスア:練乳入りコーヒー)」と呼ばれるこのベトナムコーヒーは、独特のテイストでクセになる味!

しっかりしたコクと苦味のあるコーヒーが、練乳(コンデンスミルク)によってまろやかになります。

その他にも、「カフェ・スア・ダー」という氷が加えられた練乳入りのアイスコーヒー、練乳にプラスして卵黄も入ったユニークなコーヒー「エッグコーヒー」などのバリエーションがあり、そのスタイルはベトナム特有。

日本では、一般的なカフェでコーヒーに練乳(コンデンスミルク)や卵黄を入れたりしないので、とっても珍しく感じますよね。

アジア料理店やベトナム料理店、ベトナム専門カフェのメニューには並ぶはずなので、ぜひチェックしてみてください♪

 

この甘みが強くて濃厚な、ベトナムコーヒーを淹れる際に使われるのが、今回のテーマであるベトナムコーヒードリッパー「カフェ・フィン」です。

伝統的なものはステンレスやアルミなどの金属製で作られていますが、利便性が追求され、セラミック製や軽量のプラスチック製などでも販売されています。

このカフェ・フィンは、4つのパーツで構成されています。

コーヒー粉を入れる「本体」、カップの上に乗せて本体を支える「台」、本体の中でコーヒー粉を抑える「おさえ」、抽出中にお湯が冷めないようにするために被せる「フタ」の4つ。

お湯を通すために、フタ以外の3つのパーツには小さい穴が開けられています。

 

カフェ・フィンは、「マドラスコーヒーフィルター」という南インド式のコーヒー抽出器具が起源だと言われています。

諸説は色々とありますが、カフェ・フィンとその構造がとっても似ていて、同じように4つのパーツから成っています。

インドとベトナムは地続きで繋がっているので、影響を受け合いながらコーヒーが発展してきたのでしょうね。

 

このカフェ・フィン、現地ベトナムでは日本円で100円以下で購入可能なので、非常にリーズナブル!

現地に行く予定がある人は、コーヒーショップや市場で探してみてください♪

自分用として、コーヒー好きの人へのお土産にピッタリです。

ベトナム旅行行かないけど、ベトナムコーヒー淹れてみたい!という人、このカフェ・フィンはネット通販でも購入出来ます。

国内で購入するとしても1,000円程度で、プラスチック製のコーヒードリッパーと同じくらいお手頃価格。

手を伸ばしやすい価格なので、ちょっと試してみたいという方でも、始めやすいですよ!

 

ベトナムコーヒードリッパーのメリット3つ

ベトナムコーヒーとベトナムコーヒードリッパーの特徴について解説してきました。

ここでは、ベトナムコーヒードリッパーのメリットを3つ、私の主観も含みますが、ご紹介していきますね!

 

使い方がとっても簡単

ベトナムコーヒードリッパーの使い方は、とっても簡単!

本体にコーヒー粉を入れて「おさえ」で上からコーヒー粉を抑えたあと、少量のお湯を注いでコーヒー粉を蒸らした後は、残りのお湯を注いでコーヒーの抽出液が落ち切るのを待つだけ。

練乳(コンデンスミルク)は、あらかじめカップに入れておきます。

ハンドドリップのようにお湯を注ぐ勢いや、注ぐ回数など気にせずとっても気軽に楽しめます。

 

デザート感覚のコーヒーを作れる

ベトナムコーヒードリッパーは、デザート感覚でちょっとずつ楽しむコーヒーが淹れられます。

練乳(コンデンスミルク)がたっぷりと入った濃厚な甘さのあるコーヒーは、ブラックコーヒーよりも口に含むスピードは自然と落ちます。

家族やお友達とお喋りをしながら、ゆっくりとドリンクを楽しむ... というスタイルにがピッタリです。

 

アレンジメニューがたくさんあり、ベトナムコーヒー独特の世界に浸れる

ベトナムコーヒーは、様々なアレンジメニューが存在しています!

ベトナム人って、トレンドに敏感で、現地のカフェは珍しいコーヒーメニューがたくさんあります。

手元にベトナムコーヒードリッパーがあれば、本場のユニークなコーヒーを自分でも再現出来ますよ。

いくつかご紹介しますね!

 

まずは、ハノイ発祥の名物コーヒーで、ベトナムで一番有名だと言われているのがエッグコーヒー。

ベトナムコーヒードリッパーで淹れたコーヒーに、卵黄、練乳(コンデンスミルク)、砂糖を混ぜて作られた柔らかいクリームがたっぷりとトッピングされています。

 

ソルトコーヒーは、その名の通り塩が入ったベトナムコーヒー。

練乳(コンデンスミルク)に生クリーム、塩を加えて泡立て、ベトナムコーヒーの上にホイップしたものです。

湿気が多いベトナムでは、こういった塩分が入ったコーヒーが好まれるのかもしれませんね。

練乳(コンデンスミルク)の甘味と塩味をどちらも感じられ、苦いコーヒーの苦味を程よく引き立て合う相性が抜群の組み合わせです。

 

3つ目は、若者に人気のバクシウというベトナムコーヒー。

練乳(コンデンスミルク)と牛乳で、ベトナムコーヒーを割ったベトナム版のカフェラテのようなイメージです。

牛乳が入ることで、サラッと飲みやすくアレンジされているので、特に若者の間で人気です。

 

他にもたくさんあるベトナムコーヒーのアレンジ!

日本のコーヒー文化にはない、独特の世界に浸ることが出来ますよ。

コーヒーの楽しみ方ってこんなにあるんだ〜と、驚かされます♪

 

まとめ... ベトナムコーヒードリッパー「カフェ・フィン」で、ご当地コーヒーを楽しもう

いかがでしたか?

ベトナムコーヒードリッパーの特徴、メリットをご紹介してきました。

 

ベトナムコーヒーは、ロブスタ種という品種の深煎りコーヒー豆を濃く抽出した後に、練乳(コンデンスミルク)をたっぷり加えてまろやかにしたコーヒー。

このベトナムコーヒーを抽出するのに使われるのが、ベトナムコーヒードリッパー「カフェ・フィン」。

4つのパーツから成るドリッパーで、南インド式のコーヒー抽出器具「マドラスコーヒーフィルター」にそっくりな構造をしています。

現地で購入しても、国内でネット注文しても低価格でリーズナブル!

気軽に始められるドリッパーです。

 

そのメリットは、シンプルな構造のカフェ・フィンにコーヒー粉をセットしてお湯を注ぐだけで良いということ。

しっかり甘みの効いた濃厚なコーヒーは、デザート感覚で楽しめること。

色々なバリエーションのあるベトナムコーヒーのアレンジを、自分でも手軽に作れ、その世界に浸れること、などがありました。

 

コーヒーは、ただ美味しいだけでなく、知らなかったことに触れるきっかけをくれる扉でもありますね。

ベトナムコーヒードリッパーが、皆さんのコーヒーの世界をより広げるきっかけになってもらえたら嬉しいです!

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

今後もten to ten(点と点)では、みなさんがコーヒーについてもっと興味が湧いたり、より好きになれるような情報をお伝えしていきます。

次回の記事も、ぜひお楽しみにしていてください♪

 

  • この記事を書いた人

ten

初めまして!tenです。 皆さんがハンドドリップコーヒーを楽しめるような情報をお届けしています。 「おばあちゃんになってもおいしいコーヒーを大切な人と分かち合いたい、、、」という思いで、ブログを書き始めました。 コーヒーが大好きで、スタバで働き始めて6年(2018年〜)、ブラックエプロン着用歴は5年です。(2019年〜) 英語の独学歴12年(2012年〜)、オンライン英会話歴あり(2020年〜2021年)、スタバのお客様や自分の子供たちと英語で会話を楽しんでいます。 手仕事が大好きで、洋裁歴5年です。(2019年〜)自作のシャツやパンツ、スカートを身に着けてスタバの店頭に立つこともあります。 「ハンドドリップって、こんなに楽しいものなんだ!」記事を通して、そんな風に思ってもらえたらとっても嬉しいです。

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