今日も、ten to ten(点と点)にご訪問頂き、ありがとうございます。
ten to ten(点と点)では、みなさんがコーヒーについてもっと興味が湧いたり、コーヒーのことをより好きになれるような情報をお伝えしています。
みなさんは、自宅でコーヒーを淹れるとき、コーヒー豆を自分で挽きますか?
せっかくだから自分でコーヒー豆を挽いてみたい、という憧れを持ってはいるものの、なんだか難しそうに思えて、あまり積極的になれないという人、多いのではないでしょうか?
今回はそんな人たちに向けて、「コーヒー豆の挽き方5種類」をご紹介します。
解説するコーヒー豆の種類は、細かい順から言うと、極細挽き(ごくほそびき)、細挽き(ほそびき)、中細挽き(ちゅうぼそびき)、中挽き(ちゅうびき)、粗挽き(あらびき)です。
それぞれの挽き方に適したコーヒー器具があり、それぞれにマッチさせてコーヒーを淹れると、すっごく美味しくなるんですよ。
基本を知っておくと、自分好みの調整もできるようになるので、コーヒーがもっと楽しくなります。
また、コーヒー豆を挽くことの奥深さも感じ、興味もより深まりますよ。
みなさんが理解しやすいように、コーヒー豆を挽く理由や、どんな風にコーヒーは抽出されるのか?も一緒に解説していきます。
ぜひ、読んでみてくださいね。
Contents
なぜ必要?そもそもコーヒー豆を挽く理由
普段みなさんが飲んでいるコーヒー。
抽出は、必ずコーヒー豆を挽いて行います。
でもそもそも、どうして粉にするのでしょうか?
その答えは、「コーヒー豆に含まれている様々な成分を抜き出しやすくするため」です。
もし、コーヒー豆のままでお湯に浸けておいたり、ペーパーフィルターなどで濾したりしても、残念ながら本来のおいしさは引き出されません。
じわじわと抽出することは可能かもしれませんが、時間がかかり、抽出不足になることでしょう。
コーヒー豆を抽出する器具に合わせて細かく粉状にすると、コーヒー豆の表面積が増え、お湯と触れる部分が増えます。
結果、同じ時間でも成分がお湯に移る量が増えるのですね。
また、コーヒー豆の様々な美味しい成分は、コーヒー豆の粒の内部にあるものもあります。
挽いて小さい粒状になったコーヒー粉、一粒一粒の奥の方までお湯が触れることで、粒内から表面に出てくる成分も増えるのです。
コーヒー豆を挽く理由、「なるほど!」と思いませんでしたか?
コーヒーへの理解が、随分と深まったと思います。
粉の状態で美味しく飲める保存期間と、
コーヒー豆の挽き方の手順
コーヒー豆を挽く理由が理解出来たとろこで、ここではコーヒーを美味しく飲むための重要な要素、鮮度に関わることについて解説します。
コーヒー豆の状態で保管しておくのと、挽いた粉の状態で保管しておくのとでは、美味しく飲める保存期間が大きく変わってくるんですよ!
そのことについて深堀りしていきますね。
前置きになりますが、お伝えした通り、コーヒー豆は挽いて粉にすると、表面積が増えます。
「表面積が増える」ということは、酸素にも触れやすくなる、とも言えます。
コーヒー豆は、焙煎すると豆に気孔が出来る性質を持つので(多孔質構造)、一度挽いて粉にすると空気を取り込んでしまったり湿気を吸ってしまいます。
元々酸化しやすい性質な上、挽いて表面積が増えて酸素に触れてしまうと、さらに酸化が進んでしまうのですね!
「挽いた瞬間から劣化が進む」と言われている程。
酸化したコーヒー豆は、香り、風味が損なわれ、コーヒー本来が持つ美味しさを楽しめなくなってしまいます.....。
せっかく購入したコーヒー豆。
最大限楽しみたいですよね!
以下の内容を参考に、ぜひ美味しい状態で飲み切りましょう。
粉にすると、7~10日程度の保存期間になる
コーヒー豆は、豆のままだったら30日程は香り高く、美味しい状態をキープ出来る、と言われています。
しかし、一度挽いて粉にしてしまうと一気にその期間は短くなり、なんと7~10日程度......。
10日以上経過してももちろん飲めますが、挽きたての美味しさには敵いません!
コーヒー粉の状態にしたら、美味しく飲める期間を意識してコーヒーを淹れてくださいね。
理想は、コーヒー豆のままで購入し、保存すること。
抽出に必要な分だけをコーヒーミルなどを使って挽くのが一番です。
それが難しい場合は、7~10日程度で飲み切れる分だけのコーヒー粉を購入し、美味しいときに飲み切るようにすると良いですよ!
コーヒー豆の挽き方の手順2ステップ(手動コーヒーミルを使用)
実際のコーヒー豆の挽き方の手順を、こちらでご紹介します!
コーヒーミルを持っているけどしばらく使っていない人、これからコーヒーミルを選ぶ人も、新鮮で美味しいコーヒーを飲むために、ぜひ参考にしてください。
コーヒーの香りが最も立つのは、コーヒー豆を粉砕した瞬間だと言われています。
ゴリゴリとする音を楽しみながら、豊かなコーヒーの香りに包まれて、リラックスしてくださいね!
ご紹介するのは手動コーヒーミルを使用した場合ですが、手順は簡単。
たったの2ステップです♪
【コーヒー豆の挽き方の手順2ステップ】
- コーヒーミルに計量した必要分のコーヒー豆をセットします
- 自分の好み、抽出器具に合った粒度になるよう意識して、ハンドルを回します
コーヒーの粒度を均一にすることで、味わいも安定します
ハンドルを回すときはリズムが一定になるようにしましょう
早すぎるリズムだと摩擦熱が発生してしまい、コーヒー豆ダメージを与えてしまいます。
ゆっくりと丁寧に行いましょう!
※コーヒー器具ごとに適した粒度があります。
ペーパードリップ、コーヒーメーカー用にコーヒー豆を挽きたい場合は「中細挽き(ちゅうぼそびき)」。
サイフォン用にコーヒー豆を挽きたい場合は「中挽き」が合っています。
その他の器具に合った挽き方は、後述しますね!
そもそも、どんな風にコーヒーは抽出されるの?
この後、コーヒー器具に適したコーヒー豆の挽き方についてご紹介していきますが、その前に、たくさんあるコーヒー器具の"淹れ方の種類”について触れておきますね!
ペーパードリップ、ネルドリップ、サイフォン、エスプレッソ......
まだまだ色んな淹れ方が出来るコーヒー器具が存在していますが、これらを大きく分類した場合、2種類に分類出来ます。
それは、「透過式(とうかしき)」と「浸漬(しんし)式」。
透過式は、ペーパードリップなどのフィルターにコーヒー粉を入れて上からお湯を注いぎ、コーヒー粉の層にお湯を通しながら味わいを引き出す方法。
コーヒー粉とお湯の接触時間は比較的短いので、中細挽き(ちゅうぼそびき)〜細挽きに向いています。
一方、浸漬(しんし)式は、容器にコーヒー粉を入れ、必要量のお湯を全て注ぎ、そのままコーヒー粉とお湯を浸した状態で味わいを引き出す方法です。
透過式(とうかしき)よりも、コーヒー粉とお湯の接触時間は長くなるので、余計な雑味やえぐみが抽出されないように、粗挽きに近い粒度のコーヒー粉を使用します。
お湯との接触時間が長いか短いかで、コーヒー粉の粒度は調整される...... と言えますね!
このように淹れ方の分類を少し頭に入れて読み進めてもらうと、よりコーヒー豆の挽き方についての理解が深まりますよ。
【解説】コーヒー豆の挽き方5種類|おすすめの挽き目の特徴・それぞれに適した抽出器具
では、いよいよ今回の記事の本題、コーヒー豆の挽き方5種類、挽き目の特徴、それぞれに適した抽出器具についてご紹介していきます!
先述の通りですが、世の中に出回っているコーヒーの抽出器具は、「透過式(とうかしき)」か「浸漬(しんし)式」のどちらか。
このように大きく分類はできますが、コーヒー器具ごとに構造、大きさ、形状、材質なども異なっています。
それぞれにコーヒー粉がお湯とどように接触するのか、どのくらいの時間接触しているのかも当然異なりますよね。
その結果、コーヒー粉から溶け出る成分にも違いが生じ、口にするときの味わいも大きく変化することになります。
このことから、器具と挽き方の相性はとっても重要なポイントとなります!
使用するコーヒー器具とコーヒー粉の挽き方がマッチしていないと、抽出不足で味わいがあっさりし過ぎて薄いコーヒーになってしまうことや、その逆の成分が抽出され過ぎてしまうことも....。
抽出過多のコーヒーは、雑味やえぐみが強く、とっても飲みにくいコーヒーになってしまいます。
コーヒー器具それぞれに合った、最適なコーヒー粉の挽き目(粒度)にすることができれば、美味しいコーヒーが淹れられる、と言えますね♪
コーヒー器具ごとに挽き目を変える必要性、なんとなくでもイメージできましたか?
コーヒーの抽出効率を最大限、よくするために、コーヒー器具に合った粒度のコーヒー粉を準備しましょうね。
たくさんありますが、まずは普段コーヒーを淹れるときに使用しているコーヒー器具にマッチした挽き目を意識してみてくださいね。
粒度が細かい順にご紹介していきます♪
※コーヒー粉の粒度は、砂糖の粒の大きさに例えられることが多いので、今回もそのようにご紹介していきますね!
1. 極細挽き(ごくぼそびき)|おすすめの抽出器具「エスプレッソマシン」
極細挽き(ごくぼそびき)は、パウダー状に近い、「粉糖」のような粒度。
「上白糖」くらいと言われることもありますが、実際はもっとかなり細かく、指に着いたら指紋の隙間に入り込んで払っても取れないほど。
渋みや苦味などおいしさを損ねてしまう風味が強く出てしまうので、お湯に触れてから抽出完了まで数分かかるドリップでは、この極細挽き(ごくほそひき)は不向きです。
こちらに、極細挽き(ごくぼそびき)に適したおすすめのコーヒー器具・淹れ方をまとめています。
【「極細挽き(ごくぼそびき)」に適したおすすめのコーヒー器具・淹れ方】
極細挽き(ごくぼそびき)は、エスプレッソマシンでエスプレッソコーヒーを抽出するのにぴったりな粒度です。
その理由は、エスプレッソの抽出時間がたったの約20~30秒とかなりの短時間だから。
コーヒー豆をパウダー状の粒度にすることで、お湯とコーヒー粉の接触部分を増やし、短時間であっても美味しいエスプレッソコーヒーを抽出出来るのです。
また、世界で最も古いコーヒー器具と言われている「イブリック」も、この極細挽き(ごくぼそびき)で効率良く抽出することができます。
エスプレッソとは違う味わいですが、極細挽き(ごくほそびき)のコーヒー粉とお湯を直接火にかけて煮出す方法により、苦味が強くて濃厚、という部分は共通しています。
2. 細挽き(ほそびき)|おすすめの抽出器具「ウォータードリッパー」
細挽きは、「上白糖」とそれよりもやや粒の大きい「グラニュー糖」の中間程度の粒度。
一粒一粒の大きさは、肉眼では判断しにくい、とっても細かい粒度です。
極細挽き(ごくぼそびき)よりも数段粗いですが、コーヒー粉の表面積は広い傾向にあるため、しっかりした濃い目のコーヒーになりますよ。
こちらに、細挽き(ほそびき)に適したおすすめのコーヒー器具・淹れ方をまとめています。
【 「細挽き(ほそびき)」に適したおすすめのコーヒー器具・淹れ方】
「細挽き(ほそびき)」に適したおすすめのコーヒー器具は、ウォータードリッパーです。
コーヒーは通常、お湯で成分を引き出しますが、このウォータードリッパーは水を使います。
点滴のようにポタリポタリ.... とコーヒー粉に水を落としながら、数時間ゆっくり抽出します。
コーヒー粉の成分が引き出しにくい水で抽出するので、細かい細挽き(ほそびき)がぴったりです。
角が取れた、丸みのある美味しいコーヒーになりますよ。
3. 中細挽き(ちゅうぼそびき)|おすすめの抽出器具「ペーパードリッパー」「コーヒーメーカー」
中細挽き(ちゅうぼそびき)は、「グラニュー糖」ほどの粒度。
スーパーなどで市販されているコーヒー粉の粒度で一番多いのが、この中細挽きのコーヒーです。
コーヒー粉の粒度の中でも基準となる、ベーシックな粒度です。
この中細挽き(ちゅうぼそびき)は、コーヒー粉の成分がバランス良くお湯に溶け出るので、酸味や苦味などの風味に調和が取れたコーヒーが淹れられますよ。
お湯とコーヒー粉が触れ合う時間が極端でないコーヒー器具に適しているので、もし、使用するコーヒー器具の粒度で迷った場合は、中細挽き(ちゅうぼそびき)で試してみると良いですよ!
こちらに、中細挽き(ちゅうぼそびき)(ちゅうぼそびき)に適したおすすめのコーヒー器具・淹れ方をまとめています。
【「中細挽き(ちゅうぼそびき)」に適したおすすめのコーヒー器具・淹れ方】
中細挽き(ちゅうぼそびき)に適したコーヒー器具はたくさんあります!
一般的なペーパードリッパー、コーヒーメーカー、さらにアメリカ生まれの注射器のような形状をしたエアロプレスなどもこの中細挽き(ちゅうぼそびき)がおすすめ。
ペーパードリッパーの中でも、円錐形(えんすいがた)のドリッパーは、浅煎りのコーヒー粉を抽出する際は、円錐型(えんすいがた)ドリッパーと中細挽き(ちゅうぼそびき)が好相性!
浅煎りのコーヒー豆は、深煎りコーヒーよりも固く、コーヒー成分が抽出されにくくなっています。
中細挽き(ちゅうぼそびき)ほどに細かくするこで、美味しい甘みのあるコーヒーになりますよ。
4. 中挽き(ちゅうびき)|おすすめの抽出器具は「サイフォン」「ネルドリップ」「フレンチプレス」
中挽きは、「ザラメ糖」と「グラニュー糖」の中間ほどの粒度です。
中細挽き(ちゅうぼそびき)の次にオーソドックスな挽き目になり、こちらも比較的色んな抽出器具で淹れてもバランスが整った味わいになります。
中細挽き(ちゅうぼそびき)よりもやや時間をかけながら抽出する淹れ方の器具にピッタリ。
もし、中細挽き(ちゅうぼそびき)だと嫌な雑味を感じる、味が濃過ぎて飲みにくいという人は、1段階粒度を粗くして、この中挽き(ちゅうびき)に挽いたコーヒー粉で淹れてみると良いですよ。
こちらに、中挽き(ちゅうびき)に適したおすすめのコーヒー器具・淹れ方をまとめています。
【「中挽き(ちゅうびき)」に適したおすすめのコーヒー器具・淹れ方】
中挽き(ちゅうびき)に適したおすすめのコーヒー器具は、サイフォンや、ネルドリップなど。
比較的時間をかけて、じっくりとコーヒー粉とお湯が触れ合う淹れ方と相性が良いですよ。
フレンチプレスは中細挽き(ちゅうぼそびき)に合うとお伝えしましたが、中挽き(ちゅうびき)で淹れた方が好き!という人もいます。
また、同じく円錐型(えんすいがた)ドリッパーもこの中挽き(ちゅうびき)でいつも淹れている、という人も!
挽き目で味わいにどんな違いが生まれるのか、比較するのもとっても楽しいですよ。
5. 粗挽き(あらびき)|おすすめの抽出器具は「パーコレーター」
粗挽きは、「ザラメ糖」ほどの粒度。
一粒一粒をはっきりと認識できるほど大きい粒です。
このような大きめの粒度で淹れる時は、コーヒー粉から成分がお湯に溶け出るまでに時間が必要です。
浸漬式(しんししき)などのようなコーヒー粉とお湯がしっかりと接触する抽出器具、目が粗くなっている金属製のフィルターを使用する場合は、この粗挽き(あらびき)が好相性です。
こちらに、粗挽き(あらびき)に適したおすすめのコーヒー器具・淹れ方をまとめています。
【「粗挽き(あらびき)」に適したおすすめのコーヒー器具・淹れ方】
粗挽き(あらびき)」に適したおすすめのコーヒー器具は、パーコレーターです。
パーコレーターは、本体に水、専用バスケットにコーヒー粉を入れて火に直接かけられる淹れ方。
高温で抽出が進むので、粒度が細かいと余計な苦味が出る場合があります。
また、専用バスケットは金属製で作られているのでペーパーフィルターなどよりもずっと目が粗く、コーヒー粉が濾しきれずにカップに注がれる恐れもあります。
このようなことから、パーコレーターには粗挽き(あらびき)がぴったり!
また、フレンチプレスも好みが分かれますが、この粗挽き(あらびき)が良いという人もいます。
私も、フレンチプレスを使ってコーヒーを淹れるときは、この粗挽き(あらびき)のお気に入りです♪
器具別おすすめの挽き目|これを目安に選ぼう!
コーヒー豆の挽き方5種類を、粒度が細かい順に解説してきました。
こちらに、器具別にして分かりやすいようにまとめておきますね。
携帯でスクショなどして、迷ったらすぐに確認できるようにしておくと良いですよ♪
【器具別おすすめの挽き目のまとめ】
- エスプレッソマシン、イブリック...... 極細挽き(ごくほそびき)
- ウォータードリッパー...... 細挽き(ほそびき)
- ペーパードリッパー、コーヒーメーカー、エアロプレス
円錐型ドリッパー(浅煎りのコーヒー豆を抽出したいとき)...... 中細挽き(ちゅうぼそびき) - サイフォン、ハンドドリップ、ネルドリップ、フレンチプレス...... 中挽き(ちゅうびき)
- フレンチプレス...... 粗挽き(あらびき)
コーヒーの味わいを調整するには、豆の挽き方を変えること
コーヒー豆の挽き方、粒度って、とっても奥深いですよね。
私もコーヒー業界に携わってから7年になりますが(2018年〜)、日々色んな発見があります。
おすすめの挽き目で淹れても、「自分には合わない」と感じる人もいると思いますが、それは当たり前の世界なのでご安心されてください!
「挽き目」を自分の好みのコーヒーが淹れられるようにコントロールすれば、美味しく感じるコーヒーに近づけることが出来ますよ。
粒度の調整は至ってシンプル♪
細かく挽くと、濃くて苦みをしっかり感じるコーヒーの味わいに。
粗く挽くと、薄くて軽やかな印象のコーヒーに仕上がります。
みなさんはすでに、コーヒー豆を挽く理由、挽き目を変える理由をしっかり理解されていると思います。
コーヒー器具とコーヒー粉の粒度の組み合わせにより、抜き出せる成分が代わり、結果としてコーヒーの味にも変化が生まれる...... ということでした。
これらの重要ポイントを抑えた上で、ご自分の好みの味になるように粒度を調整してくださいね。
ハンドドリップの場合、この粒度を調整すること以外にも、お湯の注ぎ方や温度、コーヒー粉の量の組み合わせなどの要素が加わり、いかようにも味わいを変えられます!
ぜひ、ご紹介した挽き方を一つの基準として、色んな淹れ方を試してみてくださいね。
覚えておこう!コーヒーミルを使って豆を挽くときの3つのポイント
コーヒーの味を決めるほど重要なコーヒー粉の粒度。
コーヒーミルを買って、自分でも挽いてみたい!という気持ちが高まった人もいるのではないでしょうか?
あるいはコーヒーミルは元々持っていたけど、これからまた使ってみようなか.... と思っている人もきっといることでしょう。
そんな方のために、コーヒーミルを使って豆を挽くときの3つのポイントを、この記事の締めくくりにお伝えしますね。
ぜひ、参考にしてください。
①”淹れる直前” ”必要な量だけ”挽くようにすると、コーヒー豆の鮮度を守れる
先述の通りですが、コーヒー豆は挽いてしまうと急速に酸化し、劣化が進んでしまいます。
美味しく飲める保存期間が少しでも長くなるように、ぜひ、コーヒー豆の状態で購入しましょう!
また、コーヒー豆で購入したら、淹れたい杯数分だけ、その都度コーヒー豆を挽くのがベスト。
せっかく手元にコーヒーミルがあるのだから、数回分まとめて挽く... というようなことをすると、大変もったいない!
コーヒーの鮮度に気を配りながら、楽しんでくださいね。
②挽くときは、”粒度の大きさ”が均一になるように
コーヒーミルでコーヒー豆を挽くときは、粒度の大きさに注意を払いましょう!
細か過ぎたり、大き過ぎたりバラツキがたくさんあるコーヒー粉だと、抽出される成分もバラバラに....。
バランスがあまりよくないコーヒーになってしまう恐れがあります。
これからコーヒーミルを新たに購入しようと考えている人は、予算と相談しながら、粒度のばらつきが少ないタイプを選ぶようにしましょう!
既にコーヒーミル持ってるよ、という人は、コーヒーミルのタイプや性能、粒度のばらつきがあるかどうかなどもチェックしてみてください。
自分の意識では変えられないこともありますが、ハンドルを回すときに一定のスピードとリズムで行うと粒度が揃いやすいですよ。
③要チェック!コーヒーミルの選び方
コーヒーミルを使って豆を挽くときの3つのポイント、最後の3つ目は、コーヒーミルの選び方です。
(もう既に購入している人でも、2台目が欲しくなったときのためにぜひ、読んでみてくださいね!)
コーヒーミルはたくさんの種類があります。
まずは、手動タイプなのか、電動タイプなのかを選ぶと良いですよ。
手動タイプは、コーヒー豆をゴリゴリと挽く感触を味わいたい人、コーヒー豆を挽く工程そのものが好きな人にピッタリ。
電動タイプは、1日何度もコーヒーを飲みたい人や素早くコーヒー豆を挽いて準備したい人にピッタリ。
もし電動ミルで検討している人は、ミルの刃の構造にチェックしましょう。
電動タイプの刃の構造によってそれぞれの特徴があるので、ざっとご紹介しますね。
【電動タイプの刃の構造の種類】
- プロペラ式(ブレードカッター式)...... 均一な粒度にはなりにくいですが、お求めやすい価格で手軽に電動ミルを始められます
- コニカルカッター式 ..... 挽くことができる粒度の幅が広く、エスプレッソ用の極細挽き(ごくほそびき)に挽き具合まで調整可能です
- フラットカッター式(フラットディスク式)...... かなり高価ですが、均一に、しかも素早く挽くことが出来ます
とても簡単ではありますが、コーヒーミルの特徴をご紹介しました。
ぜひ、参考にされてくださいね。
コーヒーライフはもっと楽しくできる!自分で豆から挽いてみよう♪
いかがでしたか?
コーヒー豆の挽き方、とっても奥深かったと思います。
5種類もあった挽き目ですが、読み進めるうちに理解出来たのではないでしょうか。
まずはコーヒー器具を決めて、ご紹介した挽き目通りにコーヒー粉を準備し、淹れてみましょう。
今回ご紹介の挽き方は、1例に過ぎません。
そのコーヒーが自分の好みと外れていたら、細かくして味を濃くする、逆に粗くして薄くする..... と調整してみてくださいね。
コーヒーミルの選び方は、とってもざっくりしたものでしたが、まずは手動か電動を決める。
電動が欲しいという人は、刃の構造の種類を気にしながら選ぶと自分に合ったものに出会いやすいですよ!
コーヒー豆の挽き方にこだわって、自分が美味しい!と感動できるようなコーヒーに出会えますように♪
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今後もten to ten(点と点)では、みなさんがコーヒーについてもっと興味が湧いたり、コーヒーのことをより好きになれるような情報をお伝えしていきます。
次回の記事も、ぜひお楽しみにしていてください♪