今日も、ten to ten(点と点)にご訪問頂き、ありがとうございます。
ten to ten(点と点)では、みなさんがコーヒーについてもっと興味が湧いたり、コーヒーのことをより好きになれるような情報をお伝えしています。
今回のテーマは、「ドリップポットの選び方」です。
ドリップポットは、ハンドドリップがしやすいように工夫されているコーヒー抽出用の専用ポットのこと。
自宅でハンドドリップをされている人の中には、、この専用器具を使わず、やかんや電気ポットから直接お湯を注いでコーヒーを抽出している人もいると思います。
「これでも淹れられるから、このままで良い」
「ドリップポットはあった方が良い気がするけど、そこまで必要性を感じていない」
「欲しいけど、どんな風に選べば良いのか迷っている」
など、このようにドリップポットに対する思いは人それぞれです。
実際、ドリップポットが無くても、コーヒー粉にお湯を通せばコーヒーは淹れられます。
自分が美味しいと感じて、幸せな気持ちになれるのなら、それでOK。
ですが、ドリップポットは絶対に必要!だと、ハンドドリップ歴6年の私は断言できます。
私のお気に入りのドリップポットは、HARIO(ハリオ)社の「V60ドリップケトル・ヴォーノ」なのですが、握りやすさ、お湯のコントロールのしやすさ、デザイン全てお気に入り♪
このドリップポットのお陰で、私のハンドドリップコーヒーの時間はとっても豊かになりました。
今回の記事では、初めてドリップポットについて知るという人のために、その選び方を詳しくご紹介していきます。
ドリップポットの必要性、役割を知ることが出来たら、納得して検討することが出来ますよ!
自分に合ったドリップポットがあれば、より美味しいコーヒーを淹れることができ、満足度も上がります。
コーヒー器具を集める楽しさにも気づけ、もっと色んなコーヒー器具に挑戦するきっかけにもなるかもしれません。
ぜひ、読み進めて頂き、自分にぴったりなドリップポットを見つけてくださいね♪
Contents
ドリップポットを使う理由は、おいしいコーヒーを淹れるため
自宅で本格的なコーヒーを楽しむなら、コーヒー豆だけでなく、道具にもこだわりたいものです。
特にハンドドリップ派は、ドリッパーとペーパーに加えてコーヒーポットも必要不可欠です。
コーヒーポットとは、注ぎ口が細くなったコーヒー用のケトルのこと。
一般的なやかんや電気ポットでもコーヒーを淹れられますが、コーヒーポットを使うと、よりおいしく淹れられるんです。
おいしいコーヒーを抽出するには、挽いた豆の粉をドリッパーに入れ、「の」の字を書くようにゆっくりとお湯を注ぐのがポイント。
しかし、注ぎ口が太いやかんやポットだとお湯が勢いよく出てしまい、エグ味や雑味が出やすくなってしまうんです。
いっぽう、コーヒーポットは一定の量のお湯をゆっくりと注げるように作られているので、コーヒー豆本来の味をしっかり引き出せます。
だからこそドリップ派には、コーヒーポットが必須なのです。
ドリップポットの種類と特徴:細口(ほそくち) or 鶴口(つるくち)、湯沸かし機能の有無
そもそも、ドリップポットとは普通のやかんとケトルとどう違うのでしょうか?
自分に合ったドリップポットが選び取れるように、まずはドリップポットの種類と特徴について詳しくみていきましょう。
ドリップポットの一番の特徴は、注ぎ口(お湯が出てくる部分)にあります。
「細口(ほそぐち)」と「鶴口(つるくち)」の2種類がありますが、それぞれに特徴があります。
以下にまとめたので、参考にしてくだい♪
【ドリップポットの注ぎ口の特徴】
細口(ほそぐち)
- 伸びている注ぎ口と本体側の根本の部分がほぼ同じ太さになっている。
- 口元はフラットにカットされているような形状。
- どんな風に傾けても湯量が変わらない。
- 途切れず少量のお湯を注ぎ続けやすい。
- 注ぐ量や、注ぐスピードを好きに調整しやすい。
- 湯のコントロールが簡単なので、初心者に向いている。
鶴口(つるくち)
- 本体と注ぎ口の繋ぎ目の根本部分が太く、鶴の首のようになっている。
- 口元は下の方が伸びている。
- 繊細なコントロールが必要で、練習が必要。
ドリップポットの注ぎ口って、こんな違いがあるのですね!
その他にも、メーカーによて取っ手がどの位置にあるのか、蓋の有無などの違いがあります。
その他のドリップポットの特徴は、お湯の温め方です。
電気ケトルのように「湯沸かし機能」があるのか、ないのかで、その人のライフスタイル関わります。
湯沸かし機能がないドリップポットは、別の器具で沸かしたお湯をドリップポットに移し替えて使用します。
この湯沸かし機能がないドリップポット、直火 もしくはIHヒーターが使えるものがあるので、ぜひ、チェックして頂きたいポイント。
湯沸かし機能がある電気ケトルのようなお湯の温め方をするタイプは、別に用意したドリップポットに移し替えることをせず、そのままドリップ出来ます。
コーヒーの抽出において、お湯の温度はとっても重要で、1℃の誤差でも味が変わると言われています。
電気式の湯沸かし機能があるドリップポットの中には、温度を細かく設定できるタイプもあります。
本格的なハンドドリップがしたい気持ちが高まってきたら、ぜひ、温度にも気を配ってくださいね。
初めてのドリップポットはこう選ぶ!押さえておく4つのポイント
ではここから、具体的なドリップポットの選び方を抑えましょう!
ドリップポットそれぞれにある特徴を理解すれば、自分に合うものを選べます。
注目するポイントは、「注ぎ口の形状」「材質・素材」「用途」「機能性」の4つ。
この中から、特にこだわりたいポイントを選ぶと、さらに自分好みを見つけやすくなりますよ!
自分のライフスタイルと照らし合わせながら、ぜひ、チェックしてください。
1. 「注ぎ口の形状」で選ぶ:「細口タイプ」と「鶴口タイプ」の2種類が基本
コーヒーポットには、注ぎ口の形状が細口(ほそぐち)タイプと鶴口(つるくち)タイプがあるとお伝えしました。
選ぶポイントも、ここがとても重要です!
初心者向きなのが、細口(ほそぐち)タイプ。
根本から先まで太さが一定なので、湯量が安定してムラがありません。
狙ったところにお湯を落としやすいので、ドリップのクオリティを上げられますよ。
ある程度ハンドドリップに慣れている中級者の人は、鶴口(つるくち)タイプを挑戦してみましょう!
鶴口(つるくち)は、根元が太く注ぎ口の先っぽも幅が広いです。
注ぎ方によって、湯量を増やしたり減らしたりもでき、さまざまな淹れ方をやってみたいという人に向いています。
上手になってくると、点滴のようにポタリポタリ.... と落とす淹れ方もできます。
プロさながらの手捌きは、コーヒーの風味の幅を広げてくれます。
軽い〜濃い、苦い..... その時の気分によって、コーヒーの味わいを変えることが出来ます。
2. 「材質・素材」で選ぶ:3択「ステンレス」「ホーロー」「銅」
「材質・素材」もドリップポット選びに需要!
「ステンレス」「ホーロー」「銅」がドリップポットで使われている主な素材ですが、性能や使い勝手、見た目に大きな特徴があります。
メリット、デメリットもあるので、一つ一つご紹介しますね!
さらに、ステンレスなら、銅ならクラシックというように見た目の印象も素材によって異なります。
【ステンレス製:初心者向け!サビにくくてお手入れが簡単】
ステンレス製ポットの特徴は、サビにくくてお手入れが簡単。
初心者の人でも手に取りやすい、多くのコーヒーポットもこのステンレス製。
耐久性が高く、濡れっぱなしにしていても錆びにくいです。
少々ぶつけても凹んだり傷がつきにくいので、長く愛用できますよ。
また、ステンレス製はスタイリッシュ!使わない間も、キッチンを素敵にみせてくれるアイテムになりますよ。
ステンレス製は、薄いタイプだと保温性がひくく、お湯が冷めやすいので注意がひつようです。
【ホーロー製:保温性にすぐれ、豊富なカラー展開で楽しい】
ホーローは、保温性が高く、一度温められると冷めにくいです。
また、錆びにくいうえ、汚れもスルッと落ちます。
ホーローは、金属とガラスで作られていて、カラーバリエーションが豊富!
一般的には、ホーローは白いイメージがあると思いますが、鮮やかな赤、青などポップで可愛らしいカラーもあります。
ホーローは、衝撃に弱いです。
ぶつけると表面のガラスコーティングが傷つき、剥がれてしまうこともあるので、注意しましょう。
【銅製:高性能なうえ、クラシカルな雰囲気はインテリアにもなる】
銅製ドリップポットの特徴は、熱伝導率が高いので、他の素材のドリップポットよりもお湯を沸騰させやすいこと。
また、そのクラシカルな雰囲気にもあります。
銅製のドリップポット1つあるだけで、独特なアンティークっぽいインテリアにもなりますよ。
銅製は、使い続けていくうちにサビてきてしまうのが難点。
表面が次第に黒っぽくなりますが、お酢とお塩で磨くとすっきり落とせますよ。
3. 「用途」で選ぶ:ポイントは容量!1度に淹れたい杯数分が淹れられる大きさに
ドリップポットをどのように使うか、その用途がはっきりしているとグッと選びやすくなりますよ。
いつも1杯分しか淹れない人なら小型タイプのドリップポットがおすすめ。
軽くて注ぎやすすく、注ぎ口が細くなっています。
小さいドリッパーにも、狙ったところにお湯を注ぎやすいですよ。
複数杯淹れることが多い方は、冷めにくく、保温性に優れた素材のドリップポットを選んでも良いですね。
一回につき1~2杯淹れる人は700ml、3~4杯1L程一度に淹れるという人は1Lくらいがおすすめ。
大きいドリップポットはコントロールが難しいので、あまり慣れていない人は小さめの1~2杯が良いですよ。
一般的に1度に淹れるのが1~2杯なら700mL前後、3~4杯なら1L程度のモデルを選ぶのがベター。
ただし、大きいものは重くて、ドリップ時の細かなコントロールがしにくい場合もあります。
コーヒーポットの扱いに慣れていない人は、淹れる杯数に関係なく、1~2杯向けの大きさを選ぶのがおすすめです。
4. 「機能性」で選ぶ:便利な湯沸かし機能を検討する
電気を使う湯沸かしドリップポットは、忙しい人にとって大変便利な機能を持ったドリップポットです。
細口になっているので、沸騰したら他のドリップぽっとにお湯を移し替えることをせずに、すぐにハンドドリップを淹れられます。
時間のない朝、ばたばたしてもご安心を。
沸騰したら自動オフになる安全装置が付いているので、直火ののように火の消し忘れがありません。
温度計付きは、より本格的な淹れ方を目指す人には必須!
狙った温度でハンドドリップをする楽しみが生まれますよ。
ドリップポットがあれば、コーヒーブレイクがワンランク上のものになる!
いかがでしたか?
「ドリップポットの選び方」をテーマに、「注ぎ口の形状」「材質・素材」「用途」「機能性」について詳しくご紹介してきました。
そもそもドリップポットの必要性やその役割、なぜドリップポットを使うのか?などもお伝えしたので、読み終わってみて、納得感を持ってドリップポットを探せると思います♪
自分にぴったり馴染むドリップポットがあれば、ハンドドリップの腕は上達し、もっと美味しいコーヒーが淹れられるようになります!
また違うドリッパーを購入したり、プロの淹れ方を真似したいと思うようになったり、コーヒーへのスタンスがワンランクもツーランクもアップしますよ。
また、ドリップポットはインテリアのグッズとしても見栄えたするので大変おしゃれ!
デザインも自分にしっくりくるものにすれば、もっと家でのコーヒーの時間が楽しくなります。
ドリップポットは、家でコーヒーを楽しむサポートをしてくれる相棒のようなもの。
ぜひ、ご自身にぴったりなドリップポットを見つけて、豊かなコーヒーブレイクの時間を楽しんでくださいね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今後もten to ten(点と点)では、みなさんがコーヒーについてもっと興味が湧いたり、コーヒーのことをより好きになれるような情報をお伝えしていきます。
次回の記事も、ぜひお楽しみにしていてください♪