今日も、ten to ten(点と点)にご訪問頂き、ありがとうございます。
ten to ten(点と点)では、みなさんがコーヒーについてもっと興味が湧いたり、コーヒーのことをより好きになれるような情報をお伝えしています。
自宅でおいしいコーヒーを、手間なく淹れられるコーヒーメーカー。
何かしている時にでも本格的なコーヒーが楽しめ、急な来客にもとっても便利ですよね。
リビングの食卓で、職場での休憩時間で、色んなシーンで私たちのコーヒーライフを豊かにしてくれています。
こんなに役に立ってくれているのに、「正しいお手入れ方法を知らない」
「ちゃんとやったことがない」という人、意外に多いのではないでしょうか?
また、「気づいたらカビが生えてしまっていた..... !」という人もいるかもしれませんね。
コーヒーメーカーの汚れの放置は、カビだけでなく、故障やコーヒーの風味を損なってしまう原因にもなるんですよ。
毎日美味しいコーヒーを淹れてくれているコーヒーメーカーは、日々のお手入れ、それに加えて定期的なお手入れもとっても重要なのです。
今回の記事では、みなさんの大切なコーヒーメーカーが清潔に、長く使い続けられるように、お手入れ方法を詳しく解説しています!
納得してお手入れが進められるように、「コーヒーメーカーの汚れを放置したらどうなるのか?」を解説します。
続けて、コーヒーメーカーの具体的なお手入れ方法、汚れ別のお手入れ方法、その際の注意点。
さらにはこれからコーヒーメーカーを購入しようと検討している方のために、「どのようなコーヒーメーカーがお手入れしやすいのか?」
も併せてお伝えしています。
「コーヒーメーカーのお手入れ、面倒だからまーいっか!」
と放置してしまっていた方も、今回の記事を参考にぜひやってみてください♪
お手入れした後に飲むコーヒーはいつもよりも美味しく感じ、コーヒーメーカーへの愛着もきっと高まりますよ♪
Contents
コーヒーメーカーを手入れせず、汚れを放置したらどうなる?
まず、コーヒーメーカーのお手入れを怠ってしまい、汚れを放置するとどうなるのか.... から解説していきます。
コーヒーメーカーって、酷い汚れが付きにくそうに思いませんか?
使用するのは水とコーヒー豆(コーヒー粉)だけなのに、特別なお手入れって必要なのかな?と感じる方もいるかもしれませんね。
ですが、コーヒーメーカーには色々なパーツがあり、日々使用しているといつのまにか汚れが蓄積されてしまっていた....
ということがあるのです。
もし、それらをそのままにしてしまうと、様々な問題が生じる可能性があり、最悪故障の原因にもなるのです。
こちらの項目では、汚れを放置するとどうなるのかをご紹介します。
詰まり・異音などの故障の原因になる
コーヒーメーカーの汚れをそのままにしておくと、フィルターの詰まりの原因となり、
最悪の場合 故障の原因となってしまいます。
コーヒー粉や水に含まれているカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が放置されると、
それが徐々に固まって浄水フィルターの湯の出を妨げたりしてしまうのです。
また、コーヒー粉がモーター部分に巻き込まれてしまったせいで異音が発生することも.....。
モーター部分の異音をそのままにして使い続けてしまうことも、故障の原因になります。
不衛生の結果、カビが生える危険性がある
コーヒーメーカーとカビ、あまり結びつかないかもしれませんが、内部のこまめなお手入れを怠るとカビが生える危険性もあるのです。
カビが発生する条件は、カビの胞子、水分、そしてカビの栄養源です。
実はお手入れをしにくいコーヒーメーカーの内部は、このカビが発生する条件が揃ってしまっているのです.....。
どこからともなく持ち込まれた空気中のカビの胞子が、湿気漂うコーヒーメーカー内部に付着し、
コーヒー粉の油分、微粉を栄養源にどんどん増えてしまうのです!
想像すると、ちょっと気持ち悪いですよね。
カビが生えたコーヒーメーカーで抽出したコーヒー、良い気持ちがしないのは当然ですが、
使用を続けることで健康被害になってしまうことも........。
たとえ綺麗に取り除けたとしても、気になってしまい心理的なストレスになってしまうかもしれません。
継続して使用するのが難しくなって、「新しいものと買い替え」ということになりかねません。
このようなことにならないためにも、きちんとした日々のお手入れが必要なのですね。
コーヒーの味が落ちたり、風味が劣化する可能性がある
コーヒーメーカー内部の汚れが残ったままコーヒーを淹れると、次に新しく淹れるコーヒーにも、悪影響を与えてしまうことがあります。
もし、古いコーヒーかすやコーヒー渋が残っていた場合、酸化したりカビのような匂いの原因になります。
また、汚れが付着したフィルターの詰まりのせいで、トリップ量が想定通りとならず、いつもより濃かったり苦味が強くなったり、
いつもの味とは違った仕上がりになってしまうこと......。
コーヒーはお湯の注ぐスピードや温度など、ちょっとした条件で味が変化する、デリケートな飲み物。
こだわって高級なコーヒー豆を選んだのに、それがお手入れ不足のコーヒーメーカーのせいで本来の味、風味を引き出せなければ、
とっても残念なことですよね。
コーヒー豆にこだわる方は特に、使用するコーヒーメーカーの清潔さに注意して頂きたいです。
水垢や黒ずみなどの汚れが発生し、取れなくなる
コーヒーメーカーの汚れをそのままにしておくと、カビの他にも水垢や黒ずみが発生します。
特に、湯垢、水垢はコーヒーが落ちてくるドリップ口に蓄積しやすいもの。
湯垢、水垢はの原因は、先述の通りですが、おさらいするとカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が石灰化、付着してしまったもの。
ミネラル分豊富な「ミネラルウォーター」でコーヒーを作る習慣がある方は特に、湯垢、水垢の付着に注意が必要です。
この湯垢はアルカリ性の性質をもつ汚れなので、酸性である「クエン酸」などの成分が含まれた洗剤を使用すれば落とせます。
黒ずみはコーヒー粉、コーヒー渋が酸化し、成分が固まったもの。
頑固な水垢や黒ずみをそのまま放置してコーヒーメーカーを使用すると、詰まりや故障の原因になります。
ですが、汚れを定着させず、定期的なお手入れを行っておけば、そこまで心配することはありません。
黒ずみには、重曹と水で作った重曹ペースとが効果的なんです。
水垢汚れ、黒ずみなどの汚れ別のお手入れ方法については、後ほど詳しくご紹介しますね。
コーヒーメーカーの簡単なお手入れ方法・頻度
コーヒーメーカーの汚れ放置、とっても良くないことなのですね。
本体の故障の原因、コーヒーの味にも悪影響があるということを知り、お手入れきちんとやろう!と思えたのではないでしょうか?
ここからは、使用後の簡単なお手入れ方法・定期的なお手入れ方法をご紹介します。
お手入れ方法の細かいことは、各コーヒーメーカーの製品によって異なります。
パーツの取り外し方法など、より詳細なことについて知りたい場合は、製品に付属している説明書を確認しましょう!
基本はパーツを外して水洗いする
コーヒーメーカーを使って美味しいコーヒーを飲んだ後、心地よい満足感の中にいると思います。
余韻に浸ったあとは、簡単なお手入れで次回の使用に備えましょう!
使用後の日々のお手入れは、パーツを外してそれぞれを簡単に水洗いするだけでOK!
取り外して水洗い出来るパーツは、トレイ、バスケット、抽出用の水を入れておくタンクなどです。
中性洗剤は毎回使用する必要はありませんが、匂いが気になったり、コーヒー粉からの油分が気になった場合、
スポンジに少量落とし、優しく洗いましょう。
よくすすいだ後は、しっかり水気を拭き取って乾燥させてからセットします。
本体は濡れたタオル・布で拭いた後、水滴を残さないように乾拭きをする
コーヒーメーカー本体は、モーターなどが内蔵された電化製品です。
直接水をかけてしまうと、当然ですが故障の原因になってしまいます。
もし本体に気になる汚れが付着した場合は、濡れたタオルや布で優しく拭きあげましょう。
特に、コーヒーが落ちてくるドリップ口の周辺は汚れやすいです。
毎回念入りに拭きあげて、汚れをリセットしましょうね。
濡れたタオルで拭き上げたままにしておくと、水滴が残ってしまいます。
細かい水滴って、けっこう目立つものなので、水滴が残らないように乾いたタオルで乾拭きして仕上げましょう。
本体内部・給水タンクは柔らかい布巾で拭く
コーヒーメーカーの中でも、エスプレッソマシンは高性能で複雑な構造をしています。
ですがトレイを引き出せば、その奥の本体内部のお手入れが可能。
柔らかい布巾で優しく拭きあげ、コーヒー粉のカスなどと綺麗に取り除きましょう。
給水タンクも、汚れがひどくなければ特別なお手入れは必要ないので、同じような柔らかい布巾で拭きましょう。
給水タンクに湯垢が付いてしまい、汚れが気になる場合、「クエン酸」が有効です。
クエン酸は、お肌が弱い人は特に注意が必要。
弱酸性なので、手に触れるとお肌を傷めてしまう場合があるからです。
炊事用の手袋を着用しながらお手入れをしてくださいね。
※全てのコーヒーメーカーがクエン酸に対応しているわけではないので、お手入れ前に、必ず取り扱い説明書を確認してくださいね。
コーヒーメーカーの内部の素材によっては、クエン酸で劣化、変色する場合があります。
メッシュフィルターは中性洗剤を使用して洗う
コーヒーメーカーの中には、ペーパーフィルターだけでなく、繰り返し使えるメッシュフィルター対応のタイプもあります。
メッシュフィルターで濾したコーヒーは、ペーパーフィルターでは吸着されてしまうようなコーヒーオイルもカップに注がれるので、
濃厚なコーヒーが好きな人にぴったりなフィルターです。
使用後のメッシュフィルターも、他のパーツと同様に水や中性洗剤を使ってお手入れをします。
ポイントは、細かい網目に詰まってしまったコーヒー粉も綺麗に取り除くこと。
スポンジなどで取り除けない場合は、ブラシなどを用いて優しく掻き出すようにすると良いですよ♪
もし、コーヒー粉が網目に残ってしまったままだと、そこからカビが発生したり嫌な臭いの元になるので、
しっかり洗いましょう。
また、細かい網目のメッシュフィルターは乾きにくいので、完全に乾かしてから本体に戻してください。
丁寧なお手入れは、月に1回の頻度ががおすすめ
コーヒーメーカーは、細かい汚れが目立ちにくいもの。
まだ特別なお手入れは大丈夫だと思っても、気づかないうちに汚れが蓄積しています。
1ヶ月に1回程度を目安に、いつもより丁寧なお手入れをしておくと安心です。
クエン酸や重曹、酸素系漂白剤などを使用し、水垢や黒ずみを取り除きましょう。
次の項目の”【汚れ別】コーヒーメーカーのお手入れ方法”で詳しくお伝えしますが、水垢には水に溶かしたクエン酸が効果的。
黒ずみには重曹ペーストを準備し、歯ブラシで擦ればすっきりと落とせます。
汚れを取り除いたあとは、すすぎをして乾拭きまでしましょうね。
【汚れ別】コーヒーメーカーのお手入れ方法
日々、コーヒーメーカーを使用した後のお手入れ方法についてご紹介しました。
ここからは、より頑固な蓄積された汚れを落とすためのお手入れ方法をご紹介しますね!
日々、愛情を込めてこまめにお手入れをしているつもりでも、取り除けない汚れはどうしても付いてきます。
お気に入りのコーヒーメーカーを長く使い続けるためにも、汚れの種類に応じたお手入れい方法を取り入れていきましょう!
水垢汚れにはクエン酸、黒ずみには重曹、カビには酸素系漂白剤を使用します。
コーヒーメーカーに発生しやすいこれらの汚れ。
これからご紹介する取り除くための方法をチェックして、すっきり綺麗になったコーヒーメーカーでコーヒーを淹れてくださいね。
水垢汚れ|クエン酸を溶かした水でドリップ洗浄する
コーヒーメーカーを使用中に発生しやすい汚れの一つに、水垢汚れがあります。
本体内部の水が通るパイプ、部品に次第に蓄積してしまい、コーヒーの風味を損ねてしまう原因になります。
水垢の汚れはアルカリ性の性質を持っているので、それを取り除くには逆の酸性のクエン酸がとっても効果的です。
ドリップコーヒーを淹れるようにして、クエン酸をパイプに通して綺麗にします。
手順は、こちらの通りです。
【クエン酸を使用した水垢汚れの落とし方】
- 本体からタンクを取り外し、水とクエン酸(水1リットルに対し大さじ2杯程度)を入れ、よく混ぜる
- 1で作ったクエン酸水の入ったタンクを、再びコーヒーメーカーにセットし、ドリップをスタート
- タンクの水が空になるまでドリップを行ったあとは、タンクをしっかりすすぎ、ドリップ口(抽出口)もよく磨く
- クエン酸の臭いが残る恐れがあるので、2~3回程度、水だけでドリップを繰り返す
- 乾拭きして、しっかりと乾燥させる
※コーヒーメーカーの素材によっては、クエン酸に触れると変色したり傷んだりするので、クエン酸が対応しているか
取り扱い説明書を確認してくださいね。
黒ずみ|重曹と水で作ったペーストを塗り、歯ブラシなどで擦り落とす
コーヒーメーカーの内部やドリップ口(抽出口)は、黒ずみが固まりやすい部分です。
この黒ずみは、元はコーヒーの成分で、それが固まって蓄積している状態。
気づいたらすぐに取り除きたい汚れです。
放置した分だけ取り除きにくくなるので、頻度を決めて定期的にお手入れをしてくださいね♪
酸性の性質を持つコーヒーオイルなどの油汚れに強い重曹と水で作った重曹ペーストが有効!
歯ブラシなど毛先が小さいブラシで汚れを擦りリセット出来ますよ。
手順は、こちらの通りです。
【重曹を使用した黒ずみの落とし方】
- 重曹と水は同量にして混ぜ、ペースト状にする
- 重曹ぺーストを黒ずみ汚れに塗り、そのまましばらく放置する
(汚れに応じて数分〜数時間) - しばらく待ったら、歯ブラシなどを用いて、重曹ペーストを塗った部分を擦って黒ずみを落とす
まだ黒ずんでいるようなら、手順2〜3を再度行う - 水でよくすすぎ、汚れを落としたあとは、乾いた布でしっかりと拭き取って乾燥させる
カビ|酸素系漂白剤で対策!つけ置き後、歯ブラシなどで擦落とす
コーヒーメーカーにカビの発生...... 避けたいですよね。
コーヒーメーカーの内部は、カビが発生しやすい条件が揃ってしまっています。
水分、コーヒーのかす、浮遊しているカビの3つが揃うと、広がりやすくなります。
いくら清潔に保っているつもりでも、湿気が多いとどうしてもカビを発生させやすくしてしまうのです。
もし、カビが発生した場合は、効果的にオフ出来る方法があります。
それは酸素系漂白剤を使った方法。
酸素系漂白剤の主な成分である過炭酸ナトリウムは、お湯に入れると酸素の泡を発生させ、その泡の力でカビ汚れを分解してくれるんですよ。
歯ブラシなどのような細いヘッドのブラシで擦り洗いを組み合わせると、より効果的に落とすことが出来ます。
こちらが、その手順です。
【酸素系漂白剤を使用したカビの落とし方】
- タンクに50℃ほどのお湯と酸素系漂白剤を入れ、よく混ぜる。
分量はお湯10に対して、酸素系漂白剤を1とされていますが、
製品の取り扱い説明書に掲載されているかもしれません。
取り扱い説明書をチェック! - カビの生えたパーツ部品を外し、漂白剤液につけ置きする
(30分~1時間程度) - 歯ブラシなどを用いてカビを擦り落とす
- 綺麗にカビを落とせたたら、部品をよくすすぎ水気を拭き取る
- 完全に乾燥させる
コーヒーメーカーの水垢汚れ、黒ずみ、カビなどの蓄積汚れは、日々のお手入れで未然に防ぐようにしましょう。
もし蓄積した汚れが放置されてしまうと、衛生面が悪くなり、取り除くのにも時間がかかります。
コーヒーの仕上がりの味、風味にも悪影響なので、定期的に汚れに応じてお手入れをしっかり行いましょう。
コーヒーメーカーをお手入れするときの注意点6つ
コーヒーメーカーのお手入れ方法を、日々行う簡単な方法、汚れ別のお手入れ方法に分けてご紹介しました。
続いてのこちらの項目では、そのお手入れを行う上での注意点を6つ、解説していきたいと思います!
その注意点は、こちらの6つです。
【コーヒーメーカーをお手入れするときの注意点6つ】
- お手入れ後はしっかり拭いて、水滴を残さないようにする
- 故障の原因になるので、本体は絶対に水洗いNG
- しっかり乾いてから本体にセットする
- 酸性が強い「レモン汁」、「洗剤」は避けた方が良い
- お手入れは、本体が完全に冷めたら行う
- 本体を傷つけそうな「たわし」などは使わない
- 本体にセットするのは、しっかり乾いてからにする
これら一つ一つに注意しながらお手入れを行って頂くと、誤って怪我をしたりコーヒーメーカーを傷めずにお手入れをすることが出来ますよ!
お手入れ後はしっかり拭いて、水滴を残さないようにする
お手入れ方法の中でもお伝えしていることですが、コーヒーメーカーのお手入れ後、
必ず水滴を拭きあげ、乾拭きを行います。
パーツの組み立ても、完全に乾いてからセットしましょう。
水滴の放置は、カビや水垢の原因、故障にまで発展してしまう可能性もあるからです。
少し手間に感じるかもしれませんが、故障は絶対に避けたいですよね。
特に、本体内部は注意が必要。
水滴が残らないように、拭き取りましょうね。
乾拭きには、食器用の柔らかい布、タオルがおすすめ。
毛羽立っているような素材のタオルは避けましょう。
故障の原因になるので、本体は絶対に水洗いNG
コーヒーメーカーは、電化製品。
本体内部に水が入ってしまうと、電気部品がショートし、壊れる原因になります。
絶対に水洗いは避けましょう。
また、本体の隙間から入った水が残り、見えないところでカビが生えてしまうリスクもあります。
汚れがひどく、水でザーーーっと流してしまいたくなっても、水洗いはしないようにしましょう。
酸性が強い「レモン汁」、「洗剤」は避けた方が良い
普段のお掃除で、「レモン汁」を使われる方はいますか?
レモン汁は、強い酸性なので、アルカリ性のものを中和して落としやすくしてくれます。
水垢や石鹸カスを落とすのに大変効果的なので、「コーヒーメーカーのお手入れにも使えるかな?」と考える人もいると思います。
ですが、コーヒーメーカーのお手入れには、レモン汁の使用はNG!
レモン汁は酸性が強過ぎるせいで、部品などを傷めてしまう恐れがあるからです。
また、洗剤の使用も避けた方が無難です。
もし、すすぎ残しがあった場合、コーヒーの味に大きく影響を与えるばかりか、健康面でも心配が生じます。
コーヒーメーカーのお手入れには、レモン汁や洗剤は使用せず、クエン酸・重曹など自然素材を使用するのが最適。
汚れを効果的に落としながら、コーヒーメーカーに優しく安全です。
すすぎ残した場合の心配要らず♪
お手入れ後も、安心して使えますよ。
お手入れは、本体が完全に冷めたら行う
コーヒーメーカーでコーヒーを淹れる際、抽出のお湯の温度は製品ごとにばらつきはありますが、
大体80〜95℃と、かなり高温になります。
抽出直後にお手入れを始めると、火傷の恐れがありかなり危険です!
「よし、コーヒーメーカー綺麗にしよう!」と気合いが入っても、ちょっと落ち着いて、
本体が完全に冷めた頃に行いましょう。
また、感電の危険性はゼロとは言えないので、必ず電源プラグを抜くことも忘れずに。
お手入れの際に怪我をしないように気をつけましょうね。
補足ですが、熱い状態のガラスポットをサッと洗ってしまおうと、流水で急に流して冷やすと
温度差で割れてしまう可能性があります。
耐熱性だからといっても安心せず、電源を切ったら完全に冷めるまで待ち、お手入れしましょう。
本体を傷つけそうな「たわし」などは使わない
コーヒーメーカーをお手入れする際、本体を傷つけそうなものは避けてください。
当たり前のことかもしれませんが、うっかり.... ということもあるので、
あえてご紹介させてくださいね!
具体的には、たわし、研磨剤入りの洗剤、研磨剤入りなどで焦げを落とせるようなスポンジなどです。
一度本体に傷が付いてしまうと、見た目も悪くなってしまうのはもちろん、コーティングが剥がれてしまった箇所から
錆びやすくなります。
また、コーヒーメーカーのお手入れで使用できないその他のお手入れ用品をご紹介します!
まずは漂白剤。
漂白剤はほとんどのコーヒーメーカーで使えないお手入れ用品です。
漂白剤を使って本体を磨こうとすると、印刷部分、シールなども剥がれてしまいます。
加えて、パーツを食器洗浄機、食器乾燥機にかけるのもNG。
熱によって部品が変形する恐れがあるので、細かい部品などは優しく手洗いしてくださいね。
本体にセットするのは、しっかり乾いてからにする
こちらも、お手入れ方法の解説の中でお伝えしてきたことですが、
パーツのお手入れが終わって本体にセットするのは、それぞれのパーツがしっかり乾いてからにしましょう。
せっかく綺麗になったのに、中途半端な渇き具合で戻してしまうと、内部でカビが発生してしまう恐れがあります。
小さくて細かい部品ほど、その内部は濡れたまま.... ということがあるので、
乾燥し切っているのか、セットする前に今一度確認しましょうね。
どんなコーヒーメーカーがお手入れ簡単?
ここまで読み進めてみて、「コーヒーメーカーのお手入れって大変そう」「面倒だな」と思った方もいるかもしれません。
慣れてしまえばサクッと出来るようになりますが、ちょっと不安という方は、お手入れが簡単な
コーヒーメーカーを積極的に探しましょう。
お手入れが簡単なコーヒーメーカーとは、取り外しするパーツが少ないタイプ。
パーツが多いと、その分数だけ分解と組み立ての回数も増えることになります。
パーツの数を気にかけて、探してみてくださいね。
また、給水タンクの口が広くなっているタイプはとっても洗いやすいです。
手が奥まで入るので、コーヒーを淹れるたびにサッと洗うことが出来ます。
給水タンクをチェックする際は、本体からの取り外しのしやすさも大切。
着脱に手間取るととっても扱いにくいので、こちらも確認しましょう。
コーヒーメーカーの中には、コーヒー豆を挽いて粉にしてくれるミルが付いているタイプもあります。
このミル付きのコーヒーメーカーは、構造が複雑。
ミルが取り外し出来るタイプのものは、価格が高くなりがちな上、洗浄が大変。
初めてコーヒーメーカーを購入する、まだコーヒーを家で淹れる習慣が無いという方は、
ミル付きのコーヒーメーカーの購入は注意してくださいね。
お手入れ簡単なコーヒーメーカーの特徴|「ドリップ式」「カプセル式」
最後に、コーヒーメーカーの種類についてご紹介します。
これからコーヒーメーカーを買おうという人、ぜひ参考にされてください。
コーヒーメーカーの種類は大きく分けて「ドリップ式」「カプセル式」の2つに分類できます。
この種類によってコーヒーの淹れ方、お手入れのしやすさも変わってきます。
どちらのタイプが自分向きなのか、ぜひチェックしてくださいね。
ドリップ式|一般的なコーヒーメーカー
ドリップ式のコーヒーメーカーは、その名の通りドリップコーヒーを抽出します。
「コーヒーメーカーといえばこれ!」と認識されている程で、多くの家庭では一般的な家電製品となっています。
ドリップ式でお手入れ簡単なコーヒーメーカーは、内部洗浄機能が付いているもの。
内部の洗いにくい、手が届かない箇所を自動で洗浄してくれます。
とっても楽で、清潔な状態をキープできますよ。
また、ドリップ式コーヒーメーカーで重要なのが、フィルターの種類。
ペーパーフィルターであれば、抽出後、フィルターごとポイっと捨てられます。
メッシュフィルターで、細かい目があるタイプだと、目の間に詰まったコーヒー粉を毎回洗浄する必要があります。
詰まったコーヒー粉はそのままにしておくと、次に淹れるコーヒーの風味を損ねたり、カビの原因になるので注意が必要。
ですが、ペーパーフィルターにはないリッチなオイル感を楽しめるコーヒーに仕上がります。
カプセル式|専用のカプセルをセットするタイプ
カプセル式のコーヒーメーカーは、専用のカプセルをセットしてボタンを押し、コーヒーを抽出します。
抽出後は、コーヒー粉が入ったカプセルをそのまま捨てれば良く、洗浄が必要なパーツも少ないのでかなり楽!
カプセルをセットするホルダー部分は毎回しっかりと洗浄しますが、
給水タンク、抽出トレイなどの他のパーツは、コーヒー粉が飛び散ったりせず水で簡単に洗うことが出来ます。
コーヒーメーカーを選ぶ基準が、お手入れのしやすさ重視の方に、とってもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コーヒーメーカーのお手入れ方法を詳しくご紹介してきました。
「汚れを放置したらどうなるか?」から解説し、「簡単なお手入れ方法」、
水垢汚れや黒ずみなどの「汚れ別のお手入れ方法」、さらには「お手入れする際の注意点」なども解説しました。
毎日使っているコーヒーメーカーのお手入れは、ただの作業ではなく”愛情表現”と言えます。
パーツごとに洗浄し、拭き上げて乾拭きもしてあげる。
水垢汚れやクエン酸、黒ずみには重曹など、その汚れに応じたお手入れ方法を取り入れる。
本体が傷つかないように”たわし”は使わない.....。
気を付けることも色々あり、ちょっと面倒だな..... と感じるかもしれません。
ですが、愛情を込めて清潔にしたコーヒーメーカーからは、とっても美味しいコーヒーが抽出されるはず。
コーヒーメーカーをこれから購入しようとしていて、お手入れの手間を極力抑えたいという方は、
お手入れが簡単な作りのタイプや、カプセル式のコーヒーメーカーをぜひ、検討してください。
自分のスタイルに合ったコーヒーメーカーは、みなさんの日常によりフィットして、日々エネルギーを与えてくれるアイテムになりますよ。
次にまた、美味しいコーヒーを淹れるため、ほんのひと手間を加えて、毎日のコーヒーの時間を最高のものにしましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今後もten to ten(点と点)では、みなさんがコーヒーについてもっと興味が湧いたり、コーヒーのことをより好きになれるような情報をお伝えしていきます。
次回の記事も、ぜひお楽しみにしていてください。