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今回の記事のテーマは、、「水出しコーヒー」です。
水出しコーヒーは、その名の通り、水で淹れたコーヒーのこと。
お湯を使った通常の淹れ方よりも時間はかかりますが、通常のコーヒーとは全く違った風味、味わいを感じることが出来ますよ!
カフェなどのお店でなくても、自宅で手軽に抽出できるのも嬉しいポイントです。
マイルドで優しく、クセのない味わいは、強めのコーヒーが苦手という人でも楽しめます。
今回の記事では、水出しコーヒーの特徴に触れながら、アイスコーヒーとの違い、簡単な淹れ方なども解説しています。
また、水出しコーヒーが淹れたくなるようなメリット4つもご紹介しています。
ぜひ読み進めて頂き、自宅で淹れるコーヒーの選択肢に、水出しコーヒーを加えてくださいね!
Contents
「水出しコーヒー」とは、コーヒー粉を水に数時間浸けたまま抽出する淹れ方
「水出しコーヒー」とは、ネーミングの通り、お湯を使わずに水でコーヒーの成分を抽出する淹れ方です。
ハンドドリップやコーヒーメーカー、フレンチプレスなど、家庭で淹れるコーヒーは、熱湯で一気に抽出するのが一般的だと思います。
水でコーヒーを淹れられると聞いて、ちょっと驚いた人もいるかもしれませんね!
熱を加えないので、コーヒー豆から成分を引き出すのに時間がかかるのが特徴です。
水出しコーヒーの味わいは、「クセがない」「すっきり」「マイルド」と表現されることが多く、雑味をあまり感じない飲みやすいコーヒーだと言われています。
それは、お湯で淹れた通常のコーヒーと比較すると、コーヒー豆の油分をあまり含まないから。
ハンドドリップやコーヒーメーカーのようにお湯でコーヒーの成分を抽出する際、油分も一緒に抽出されます。
このコーヒーの油分は、香りやコクなどを感じさせてくれる大事な要素ではありますが、強すぎるとクセや雑味のように感じる場合があります。
水でゆっくりと抽出する水出しコーヒーは、この油分が溶け出にくくなるので、甘みや旨みがより際立った味わいになるんですよ!
この水出しコーヒーの作り方は、とっても簡単。
水出し用の粗さに挽いたコーヒー粉を、不織布で作られたお茶パックなどに入れて、数時間水に浸けておくだけ。
ハンドドリップなど熱湯で淹れるコーヒーは、ほんの数分でコーヒーの成分を溶け出させてすぐに飲めますが、色々な器具を準備したりお湯を沸かしたりなど、抽出の準備を手間に感じることがあると思います。
水出しコーヒーは、抽出そのものの時間はかかりますが、コーヒー粉に水を浸してさえおけば、あとは置いておくだけ!
とっても簡単で、楽チンです。。
水出しコーヒーは、色んなカフェでも定番のコーヒーメニューとして定着しているので、お店で飲んだことがあるという人も多いと思います。
お店によっては「コールドブリュー」という商品名で提供されていることがあり、ネーミングが違うので、別の種類のコーヒーに思われるかもしれません。
ですが、この「コールドブリュー」もコーヒー粉を水に浸してじっくり抽出する、「水出しコーヒー」と同じ淹れ方のコーヒーですよ。
水で抽出するコーヒーの淹れ方には、「ダッチコーヒー」というものがあります。
これは、別名「ウォータードリップ」とも呼ばれ、専用の抽出器具にコーヒー粉をセットし、コーヒー粉の上から一滴一滴水を落とす抽出方法です。
インドネシアで発祥したと言われるこの「ダッチコーヒー(ウォータードリップ)」も、時間をかけて低温で抽出するので、苦味やえぐみが抑えられたコーヒーになりますよ。
水出しコーヒーのメリット4つ
水出しコーヒーのおおまかな特徴を掴めたのではないでしょうか?
ここからは、みなさんの興味がより湧くように、水出しコーヒーのメリットを4つ、解説していきますね!
水での抽出により、熱による酸化を防げて日持ちする(3〜5日程度)
水出しコーヒーのメリットに、美味しく飲める期間が長い、ということが挙げられます。
コーヒーの美味しさを損ねる原因は、酸素と熱と言われています。
高い温度のコーヒーは、酸化が急速に進み、嫌な酸味や苦み、えぐみが際立ってきてしまいます。
その点、水で抽出する水出しコーヒーは、熱を加えずに抽出するので、熱による酸化が防げ、日持ちします。
概ね、3~5日程度は美味しく飲めると言われています。
とは言え、一番美味しいのは、やはり淹れ立てのコーヒー!
作り置きはこの期間で飲み切れる分だけにして、新鮮な水出しコーヒーを楽しみましょうね♪
麦茶を作る感覚で、とっても簡単に淹れられる
水出しコーヒーのメリット2つ目は、とっても簡単に淹れられるところです。
コーヒー粉とお茶パック、抽出用のピッチャーさえあればOK!
水出しコーヒー専用の、筒状のメッシュフィルターなどもありますが、このような特別な抽出器具がなくても大丈夫。
お茶パックは、スーパーのお茶コーナーや100円ショップなどで手入ります。
コーヒーを1日に何杯も飲む人や、家族がタンブラーに入れて職場へ持っていく人などは、2.0Lほどの大型のピッチャーがあれば便利です。
まるで麦茶を作るのと同じような感覚で水出しコーヒーも用意することが出来ますよ。
後片付けが簡単なのもメリットです。
抽出後のコーヒー粉の粕(かす)が残ったお茶パックは、水出しコーヒーから引き上げて軽く絞って生ゴミとして捨てられます。
抽出効率が約2倍で、通常の淹れ方のアイスコーヒーよりもお得!コーヒー粉60gで約1Lのコーヒーを淹れられる
水出しコーヒーは、お湯で抽出した後に急冷して淹れるアイスコーヒーよりも、少ないコーヒー粉でより多いコーヒーを淹れられます。
通常のアイスコーヒーの淹れ方の例を挙げて、解説しますね!
コーヒー粉10gに対してお湯を注ぎ、濃いめのコーヒーを抽出します。
その後、氷や水で調整し、出来上がり量を100mlにして完成させます。
一方、水出しコーヒーを淹れる場合、同じ10gのコーヒー粉の量でも、約170mlの水で抽出が出来ます。
70mlも多く抽出できるので、とっても効率的!
作りやすい分量で計算し直すと、水を1Lとした場合、コーヒー粉60gでOKです。
(水を2Lとした場合は、コーヒー粉120g)
※これは一例に過ぎず、たくさんの水出しコーヒーのレシピがあります。
色々なコーヒー粉と水の配分を試してみて、自分が一番美味しいと感じる割合を探ってみてくださいね。
お湯出しで急冷するアイスコーヒーと比較すると、まろやかな味わいになる
既に触れましたが、水出しコーヒーは、とってもまろやかなコーヒーになります。
お湯で抽出した後に急冷するアイスコーヒーは、コーヒー豆の油分が多く溶け出てコーヒーが持つコク、キレのよさ、重みなどを強く感じます。
一方、水出しコーヒーは水でゆっくりと抽出するため、ソフトな口当たりで甘さを感じ、クリアな印象のコーヒーになります。
後味もスッキリで軽やかです。
もし、周りにコーヒーが苦手だという人いたら、水出しコーヒーを勧めてみてください!
風味や甘さに驚いて、きっと気に入ってもらえますよ。
まとめ... 水出しコーヒーで、いつもと違った味わいのアイスコーヒーを楽しもう
いかがでしたか?
今回は、水出しコーヒーの特徴と、メリット4つについてご紹介してきました。
水出しコーヒーは、お湯を使わずに水でじっくりとコーヒーの成分を引き出す淹れ方です。
お湯で一気に成分を抽出するコーヒーと比較すると、水でゆっくり淹れた水出しコーヒーは、コーヒー豆の油分をあまり含みません。
そのため、コーヒー豆のクセや雑味を感じにくい、マイルドな味わいを楽しめます。
水出しコーヒーのメリット4つも、併せて解説しました。
熱を加えずに抽出するので酸化を防げて日持ちし、しかも麦茶を淹れるような感覚で簡単に作れます。
また、少なめのコーヒー粉の量で淹れられるので抽出効率が良く、まろやかな味わいのコーヒーになる....。
このようなメリットを知ると、水出しコーヒーを自分でも淹れたくなったのではないでしょうか?
まだ一度も水出しコーヒーを飲んだことがないという人はぜひ、試してみてください。
みなさんのコーヒーを楽しむ幅が、ぐんと広がりますよ!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今後もten to ten(点と点)では、みなさんがコーヒーについてもっと興味が湧いたり、より好きになれるような情報をお伝えしていきます。
次回の記事も、ぜひお楽しみにしていてください♪