コーヒーの抽出器具

コーヒープレス(フレンチプレス)の特徴を解説!魅力や味わい、メリット、必要な道具やおいしいいれ方まで

今日も、ten to ten(点と点)にご訪問頂き、ありがとうございます。

ten to ten(点と点)は、みなさんがコーヒーをもっと好きになれるような情報をお届けしています。

 

今回は、コーヒープレス(フレンチプレス)の特徴についてご紹介します!

コーヒープレス(フレンチプレス)は、コーヒーの抽出器具の中でも初心者に大変おすすめの抽出器具です。

浸漬式(しんししき)と呼ばれるいれ方のコーヒープレス(フレンチプレス)は、コーヒー粉とお湯を一気に触れ合わせて抽出します。

透過式(とうかしき)と呼ばれるハンドドリップコーヒーのいれ方とは違い、技術無しに簡単に本格的なコーヒーがいれられます。

 

今回の記事では、「コーヒープレス(フレンチプレス)ってどんなもの?」「どんないれ方をするの?」「ハンドドリップコーヒーとの違いは?」

などの悩みや疑問が解消され、コーヒープレス(フレンチプレス)の魅力やメリットも分かる内容になっています。

コーヒープレス(フレンチプレス)にぴったりなコーヒー豆、必要な道具についての項目もあるので、コーヒープレス(フレンチプレス)を初めていれるという人にもおすすめの記事です。

また、代表的なコーヒーの抽出方法である浸漬式(しんししき)、透過式(とうかしき)についても触れているので、コーヒーに関する知識も一緒に高めることが出来ますよ!

今回の記事をぜひ、お役立てください。

 

Contents

「コーヒープレス(フレンチプレス)」とは、浸漬式(しんししき)のコーヒー器具の一つ

コーヒープレス(フレンチプレス)は、ガラス製の本体のポット、ステンレス製のフィルターが付いた蓋がセットになっているコーヒーの抽出器具です。

コーヒー豆専門店や東急ハンズなどの大型雑貨店などでは、大小様々なサイズのコーヒープレス(フレンチプレス)が並んでいます。

このコーヒープレス(フレンチプレス)でいれたコーヒーは、スタバのドリンクメニューにも加えられているので、知ってる!という人も多いでしょうね。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)は、元々フランスで開発されましたが、1929年にイタリア ミラノ の建築家であったアッティリオ・カリマーニ(Attilio Calimani)が手を加えて特許を取得しました。

その後、1950年〜1960年代にかけて、フランスで大流行しました!

フランスで流行したことから、「フレンチプレス」と呼ばれることが多いですが、「カフェプレス」「コーヒープランジャー」と言っても通じ、色んな呼び方で親しまれている抽出器具です。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)は、「特別な技術を必要としない」「誰でも手軽にコーヒーをいれることが出来る」という特徴を持ったコーヒーの抽出器具です。

そのいれ方の手順は、本体のポットにコーヒー粉とお湯を入れて2〜4分程度待つだけ。

一定時間かけてコーヒーの風味を引き出したら、ステンレス製のフィルターが付いている棒のような「プランジャー」と呼ばれるものを押して、浮いているコーヒー粉をポットの下まで下げて、完成!

プランジャーにより、コーヒー粉とお湯が分離されるので、抽出されたエキスのみをカップに注ぐことが出来ます。

とっても簡単ですよね!

 

コーヒープレス(フレンチプレス)を見て、「紅茶をいれる器具じゃないの?」と思われた方もいるのではないでしょうか?

実は、日本で初めてコーヒープレス(フレンチプレス)が上陸した際、紅茶の抽出器具「ティープレス」として紹介され、ブームになったことがあるのです!

モダンで優美なデザインは、落ち着いたティータイムの空間にぴったり..... と、大変人気を集めました。

 

コーヒーのいれ方はたくさんありますが、コーヒー粉とお湯の触れ方により分類されているのをご存知でしょうか?

大きく分けて「浸漬式(しんししき)」、「透過式(とうかしき)」の2種類。

コーヒープレス(フレンチプレス)は、「浸漬式(しんししき)」と呼ばれる抽出方法に当てはまります。

 

この浸漬式(しんししき)は、挽いて粉にしたコーヒー豆に直接お湯を注いで、一定時間浸してからコーヒーエキスを抽出します。

ステンレスフィルターでコーヒー粉を越しただけの抽出液を飲むので、微粉やオイル分など多くのエキスもカップに入ります。

お湯を注いで待つだけ、というとってもシンプルないれ方なのに、濃厚な味を楽しめるというのが特徴。

 

その他の浸漬式(しんししき)のコーヒー抽出器具は、実験道具のように見えるガラス製の「サイフォン」が有名です。

サイフォンは、下部のフラスコに入ったお湯を熱して沸騰させ、その蒸気の圧力を使い抽出するいれ方です。

気圧差を利用するこのサイフォンコーヒーは、熱々で香り高いですよ。

 

一方、「透過式(とうかしき)」は、コーヒー粉にお湯を通過させながら抽出する方法を指します。

コーヒー粉をペーパーフィルターやステンレスフィルター(金属フィルター)にセットし、ドリップポットなどを使って上からお湯を注ぎます。

日本の喫茶店やカフェなどの飲食店で提供される「ドリップコーヒー」は、この透過式(とうかしき)でいれたコーヒーなんですよ!

専門店でなくても、多くの家庭で一番馴染みのあるハンドドリップやコーヒーメーカーも、この透過式(とうかしき)。

とっても親しみのあるいれ方ですね!

 

ペーパーフィルターを通した場合、コーヒーエキスが含まれたオイルはペーパー側で濾されて抽出されす、飲み口がさっぱりします。

濃厚なコーヒーはあまり好みではない、という人にとっては、すごく飲みやすいいれ方になります。

 

より分かりやすくするために、浸漬式(しんししき)と透過式(とうかしき)それぞれの抽出方法の特徴、味わい、代表的ないれ方などについて、まとめています。

比較すると、コーヒープレス(フレンチプレス)への理解がより深まるので、ぜひ参考にしてくださいね。

【コーヒープレス(フレンチプレス)の「浸漬式(しんししき)」と、ハンドドリップなどの「透過式(とうかしき)」の違い】

『抽出方法の特徴』

  • 浸漬式(しんししき)
    粗挽きにしたコーヒー粉とお湯を、2〜4分ほど、一定時間漬け込みステンレスフィルター(金属フィルター)で濾して抽出する
  • 透過式(とうかしき)
    ドリッパーやフィルターに適した挽き具合のコーヒー粉に、お湯を上から注ぎながら透過(とうか)させて抽出する

 

『味わいの違い』

  • 浸漬式(しんししき)
    コーヒーのエキスが含まれたオイルや微粉もカップに入るので、コーヒー本来の風味を楽しめる
    しっかりとした味わいになる
    とっても簡単で、誰がいれても美味しい安定した味わいになる
  • 透過式(とうかしき)
    ペーパーフィルターを使用した場合、透明感のあるすっきりとした味わいになる
    フィルターの種類(ペーパー、金属、布など)、お湯の注ぎ方などいれ方によって味に変化を付けられる

 

『代表的ないれ方、抽出器具』

  • 浸漬式(しんししき)
    コーヒープレス(フレンチプレス)
    サイフォン
    コールドブリュー(水出しコーヒー)
  • 透過式(とうかしき)
    ハンドドリップ
    コーヒーメーカー
    ※エスプレッソ

※分類方法によっては、「圧力」を使ったいれ方に分類されることもある

 

コーヒープレス(フレンチプレス)でいれたコーヒーの魅力、メリット4つ

浸漬式(しんししき)と透過式(とうかしき)、それぞれの特徴や味わいを知ることが出来たと思います。
ここでは、そのコーヒープレス(フレンチプレス)でいれたコーヒーの魅力、メリットをより詳しく解説します。
透過式(とうかしき)のハンドドリップやコーヒーメーカーでは味わえないコーヒープレス(フレンチプレス)の魅力を深く感じてもらえたらと思います。
 
コーヒープレス(フレンチプレス)の魅力、メリットはこちらの4つに絞られます。
【代表的なコーヒープレス(フレンチプレス)の魅力、メリット】

  • 誰でも簡単に、安定したクオリティの高いコーヒーを抽出できる
  • 美味しさに関わるコーヒー豆の成分を、余すことなく摂取できる
  • コーヒーオイル(油脂分)がそのまま抽出されるので、まったりしたコクを楽しめる味わいになる
  • コーヒー豆ごとの個性、味わいなどの違いがより楽しめる

一つ一つ、見ていきましょう!

 

誰でも簡単に、安定したクオリティの高いコーヒーを抽出できる

コーヒープレス(フレンチプレス)の一番の魅力は、とっても簡単に本格的なコーヒーを楽しめるところ。

お湯やコーヒー粉の分量を測る、蒸らし時間をタイマーで計測するなど、材料を準備して簡単な手順に沿えば、誰でも安定した味わいの1杯をいれられます。

 

日本で馴染みのあるいれ方は、透過式(透過式)であるハンドドリップだと思います。

ですが、ハンドドリップは、ある程度の技術が求められるいれ方です。

ハンドドリップコーヒーをいれる際には、抽出するお湯の温度や注ぐタイミング、お湯を注ぐときの勢い、蒸らしの時間や、コーヒー粉とお湯が触れるトータルの時間など、味わいに影響する要因が様々。

好みのコーヒーの味を出すために、上手いこと調整をする必要があります。

出回っているレシピや情報もたくさんあり、「誰でも簡単に出来る!」と言われても、特別な技術が必要に見えて、難しく感じる人もいるかもしれません。

それと比較して、コーヒープレス(フレンチプレス)などの浸漬式(しんししき)でコーヒーをいれる手順は、とってもシンプル!

適切に挽いたコーヒー粉とお湯を触れ合わせるだけです。

お湯とコーヒー粉の分量や蒸らしておく目安の時間はありますが、コントロールする必要がある条件はとっても少ないので、初心者向けと言えます。

人によって仕上がりのコーヒーの味が変わりにくいので、毎日同じクオリティのコーヒーを楽しめます。

それが逆につまらない..... と感じる人も、中にはいるかもしれませんが、抽出に慣れていない人でも1杯目から安定した味わいを楽しめますよ。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)の抽出器具のお手入れについて、前もって知って頂いた方が良いことがあります!

それは、金属製のフィルターをプランジャーという特殊な蓋から、1つ1つ部品を外して洗う必要があるということ。

また、透過式のペーパードリップやコーヒーメーカーであれば、コーヒーの粕(かす)をペーパーフィルターごと捨てられますが、コーヒープレス(フレンチプレス)の場合は、ポットの底に残ったコーヒーの粕(かす)を掻き捨てる、という作業もあります。

使用後の器具の掃除が面倒そうに感じる人もいるかもしれませんが、7年以上、コーヒープレス(フレンチプレス)を楽しんでいる私は、さほど面倒に感じていません。

ペーパーフィルターのように、抽出に必要なものを消耗せずに済むので、かえって気持ちよく使っていますよ。

 

美味しさに関わるコーヒー豆の成分を、余すことなく摂取できる

続いてのコーヒープレス(フレンチプレス)の魅力、メリットは、コーヒー豆の成分をしっかりと余すことなく摂れる、ということろです。

ペーパーフィルターだと、コーヒー豆の成分がペーパー側に吸着されて取り除かれてしまいますが、コーヒープレス(フレンチプレス)はステンレス製のフィルター。

コーヒー粉だけを濾して、美味しさに関わるコーヒーオイルなどの成分も、カップに注がれます。

また、ステンレス製のフィルターでは濾しきれなかった、かなり細かい”微粉”と呼ばれるコーヒー粉も一緒に抽出されます。

若干、濁りのあるコーヒーに仕上がりますが、この濁りやざらつきも、コーヒープレス(フレンチプレス)ならでは!

コーヒー本来の、そのままの味を感じやすく、飲みごたえのある1杯に仕上がります。

 

コーヒーオイル(油脂分)がそのまま抽出されるので、まったりしたコクを楽しめる味わいになる

コーヒー豆の表面のテカテカした艶(つや)、不思議に思ったことはあるでしょうか?

このテカリは、コーヒー豆をロースト(焙煎)すると内側から表面に浮かんでくる油膜で、「コーヒーオイル」と呼ばれています。

ロースト(焙煎)の時間が長いほど、閉じ込められていた多くの油脂分が表面に滲むので、深煎りのコーヒーは浅煎りのコーヒーよりもずっとテカテカしています。

このコーヒーオイルは、コーヒー豆の成分の中の約11%も占めているんですよ!

 

【浸漬式(しんししき)と透過式(とうかしき)の違い】のところでも触れましたが、浸漬式(しんししき)であるコーヒープレス(フレンチプレス)でいれたコーヒーは、このコーヒーオイルがそのまま抽出されます。

コーヒーに旨味、香り、コクを与えてくれるコーヒーオイルは、よりリッチで魅力的な1杯に仕上げてくれますよ。

 

コーヒーオイルがたっぷり入ったコーヒープレス(フレンチプレス)のコーヒーと、コーヒーオイルの大部分をフィルターに取り込んでしまうペーパーフィルターでいれたコーヒー。

2つはだいぶ印象が異なります。

軽やかでさっぱりとしたコーヒーが飲みたい.... という気分のときは、透過式(とうかしき)のペーパーフィルターを使ったハンドドリップコーヒーを。

濃いめのしっかりした味を楽しみたいときは、浸漬式(しんししき)のコーヒープレス(フレンチプレス)を使う、というように抽出器具を使い分けると楽しみ方が広がりますね。

コーヒー豆ごとの個性、味わいなどの違いがより楽しめる

コーヒーは大好きなのに、「ドリップコーヒーの味って、どれも同じように感じる」「どこに違いがあるのか分からない」という人、実は多いのではないでしょうか?

違いが分からないから、「どれでも良い.... 」と、深く知ることから自然と離れている人もいるかもしれませんね。

 

そんな人は、コーヒープレス(フレンチプレス)をぜひ、お試しして欲しいです。

お伝えしてきた通り、浸漬式(しんししき)のコーヒープレス(フレンチプレス)は、ペーパーフィルターなどによりコーヒーエキスが取り除かれません。

コーヒー豆の個性がそのままカップに抽出されるので、それまで気づかなかった味の違いがくっきりと浮かび上がるんですよ。

「こっちはキャラメルっぽい」「こっちはレモンのようなシトラス系」など、自分で味の違いが感じられるようになると、コーヒーがもっともっと楽しくなる可能性が広がるでしょうね!

 

コーヒープレス(プレンチプレス)を使うときの豆の挽き具合は、粗挽きがおすすめ

コーヒー豆を細かく砕いて、粉にすることを「挽く」と表現し、挽いた状態のコーヒー豆をコーヒー粉と呼びます。

このコーヒー粉は、仕上がりの味わいに大きな影響を与えています。

コーヒー粉の挽き具合が使用する抽出器具に合っていないと、バランスを崩したあまり美味しくないコーヒーになってしまうこともあります。

コーヒー豆を挽くって、実はとっても大切なことなのですね!

 

コーヒー粉とお湯を浸し、時間をかけてじっくり抽出するコーヒープレス(フレンチプレス)は、基本的には「粗挽き」がおすすめです。

細かいコーヒー粉にお湯を接触させ過ぎると、余計な雑味やえぐ味なども抽出される可能性があるからです。

抽出器具ごとに、コーヒー粉とお湯が触れ合いつつ、ゆっくりと風味が引き出される相性の良い粉の大きさがあるのですね!

挽き具合に迷ったら、コーヒー粉とお湯がどれくらいの時間触れ合うのか?を考えると良いですよ。

 

ここで少し、コーヒープレス(フレンチプレス)にぴったりな風味のコーヒー豆をご紹介しますね。

コーヒーの好みは人それぞれで、正解はありません。

ぜひ、色々なコーヒー豆でコーヒープレス(フレンチプレス)をいれてみて、美味しいと感じるコーヒー豆を見つけてくださいね。

 

※今回ご紹介のコーヒー豆は、スターバックスで実際に店頭に立つバリスタおすすめのコーヒー豆です。

一年中販売されている定番のコーヒ豆ばかりで、手に取りやすいですよ。

【コーヒープレス(フレンチプレス)で美味しく飲める、おすすめの豆】
  • スマトラ

しっかりとしたコクと、大地を感じるような力強いコーヒー。

コーヒープレス(フレンチプレス)で時間をかけて抽出することで、スマトラ独特の風味をダイレクトに感じられます。

力強くて深いコクは、1971年のスターバックス創業当初より多くの人を魅了してきました。

おおらかな自然の中でコーヒーを飲んでいる、そんな気持ちにさせてくれますよ。

 

  • ケニア

グレープフルーツのような酸味と苦味、オレンジのようなシトラス感を感じるコーヒー。

口の中で溢れるようなジューシー感、みずみずしさと鮮やかな風味を、コーヒープレス(フレンチプレス)が引き出してくれます。

 

  • グアテマラ アンティグア

ふわっとしたやわらかいココアパウダーや、ナッツのような香ばしさと風味、酸味がやさしく広がるバランスのとれたコーヒー。

コーヒープレスでいれると、複雑ながらも調和がとれた風味が広がります。

ハンドドリップでいれた時とは全く異なる表情ですが、そのハーモニーは何度いれても楽しめるはずですよ。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)でコーヒーを抽出してみよう!必要な道具はこの5つ

コーヒーを自分でいれようと思ったとき、揃えなければならない器具や道具が多かったら、少しやる気が落ちちゃいますよね。

コーヒープレス(フレンチプレス)の場合、特別なものはほとんどありません!

本体のコーヒープレス(フレンチプレス)は一番始めに揃える必要はありますが、それ以外は手元にあるものでOK!

抽出に最低限必要で用意する道具は、こちらの5つです。

 

【コーヒープレス(フレンチプレス)でコーヒーを抽出するときの道具5つ】

  1. コーヒープレス(フレンチプレス)
  2. 計量スプーン(かき混ぜ用の長い柄のスプーンもあると便利)
  3. ケトルややかん、電気ポットなどのお湯を沸かすための道具.
  4. スケール、計量器
  5. タイマー

なぜその道具が必要なのかなど、ひとつひとつ詳しく解説していきますね。

 

1. コーヒープレス(フレンチプレス)

まずはコーヒープレス(フレンチプレス)本体についてです。

コーヒープレス(フレンチプレス)は、ガラスタイプが有名で、メーカーの多くはガラス製のものを販売しています。

最近では、ステンレスなどの金属製でも販売されているので、2種類の素材の中から好みに合わせて選べますよ。

ガラスタイプは衝撃に弱く、強くぶつけると割れてしまう恐れがありますが、軽いので扱いやすいところがメリット。

もし割れたとしても、スペアを販売しているメーカーもあるのでご安心ください。

ステンレスなどの金属製は、ガラスタイプよりも重いものの、コーヒーを温かい状態でキープ出来ます。

コーヒーは温度が下がっていくうちに、その風味がどんどん変化する飲み物。

出来立ての味をゆっくりと楽しみたい人は、ステンレスがおすすめです。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)のフィルター部分は、3つのパーツに分けられます。

上から順に、中心のフィルターを抑え付けるスパイラルプレート、細かいメッシュ状(網目)になったフィルタープレート、これら2つのプレートを固定するクロスプレートの3つです。

見た目も役割も異なるこの3つのパーツで、1つのフィルターになっています。

(メッシュ状(網目)になったフィルタープレートは、2枚重ねて使用するタイプもあります)

真ん中の細かいメッシュ状(網目)のフィルターは、傷んできたら交換が可能。

フィルタープレートの交換時期の明確な決まりはありませんが、メッシュ(網目)が歪んで微粉の量が極端に多くなったり、味が安定しないな... という気がしてきたら交換時期です。

1枚〜3枚ほど、手元にスペアを用意しておくと、安心ですね!

 

コーヒープレス(フレンチプレス)の洗いやすさは、ストレスなく長く使い続ける上で大切なポイント!

購入前に確認した方が良いのは、汚れの付きやすさ、フィルターの分解が大変な構造になっていないか、などです。

分解せずそのまま洗浄する... という意見もありますが、コーヒーの香りが付いたままだと、次にいれるコーヒーの味を損ねてしまうかもしれません。

始めは少し面倒に感じるかもしれませんが、フィルター部分は毎回分解して洗浄するようにしましょうね。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)の容量は、メーカーにより色々ですが、普段飲む杯数に合わせて購入すると良いですよ!

自分だけで飲むなら350mlタイプ(2〜3カップ)、たくさん飲みたい場合や家族や友達と一緒に楽しむ場合は、大容量の1,000mlタイプ(7〜8カップ)が便利です。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)は、シンプルですがどんな場所に置いていても違和感なく馴染むデザイン。

ガラスタイプのコーヒープレス(フレンチプレス)は、取っ手や蓋の部分のカラーを選べるので、ぜひ自分好みのものを選びましょう!

お気に入りのカラーのコーヒープレス(フレンチプレス)があるキッチンは、きっと気持ちを上げてくれますよ。

 

2. 計量スプーン(かき混ぜ用の長い柄のスプーンもあると便利)

計量スプーンは、お料理用で使うような普通の大さじでOK!

お湯の量とコーヒー粉の量のバランスは、美味しいコーヒープレス(フレンチプレス)コーヒーに欠かせません。

毎回、g単位で正確に計量することが理想ですが、それが少々面倒だな.... という人、計量器やスケールを持ち出す時間が惜しい!という場合もあると思います。

大さじ1杯が何gくらいになるのかを把握して、なるべくコーヒー粉を正確に量るようにしましょう!

 

また、長い柄のスプーンがあればもっと便利!

コーヒー粉の入った本体にお湯を入れた後、コーヒー粉とお湯がしっかりと接触させるために使用します。

抽出にムラができないよう、全体が馴染めば問題ありませんよ。

 

3. ケトルややかん、電気ポットなどのお湯を沸かすための道具

コーヒープレス(フレンチプレス)は、抽出に必ずお湯を使用するいれ方なので、ケトルややかん、電気ポットなどのお湯を沸かすための道具が必要です。

ハンドドリップでドリップコーヒーを抽出する際は、お湯の注ぎ方も味わいに影響します。

お湯の注ぎ方を早くするとあっさりに、ゆっくり注ぐとどっしりしたコクを出すことができますが、そのようなコントロールは、普通のケトルだと難しいです。

注ぎ口が細くなっているハンドドリップ専用のケトルはお湯を注ぐスピード、お湯の太さ、注ぐタイミングを図りやすく大変便利。

しかし、コーヒープレス(フレンチプレス)はそんな細かい調整は必要なく、計量したお湯を一気に注げばOK!

どれを使っても特に問題はありません。

手元にあるケトルややかん、電気ポットを準備しましょう。

 

4. 計量器、スケール

計量器、スケールはコーヒー粉やお湯を正確に量るために必要です。

計量カップで代用も可能ですが、分量をしっかり量ることで微妙な味わいのブレがなくなるので、自信を持っていれられるようになります。

抽出の細かい手順や技術を踏まなくても簡単にコーヒーをいれられる分、この手間は省かないようにしましょうね!

 

コーヒープレス(フレンチプレス)でも、自分の好みの味に仕上げることが可能です。

コーヒープレス(フレンチプレス)を購入したときに付いてくる取扱説明書に掲載されたメーカーおすすめのお湯とコーヒー粉で、まずはいれてみましょう!

飲み慣れてきたり、濃さに変化をつけたくなったら、それぞれの量を調整して比べてみてくださいね。

このように、味わいの変化もつけやすいというのもコーヒープレス(フレンチプレス)のメリットです。

 

計量器、スケールは手元にあるものでも問題なく使用出来ますが、0.1g単位で正確に計量出来る製品がおすすめです。

最近では、コーヒーを抽出するために開発された専用の計量器、スケールもたくさん登場しています!

耐熱性、防水性に優れているもの、お湯を注ぐスピードを秒速で計ってくれる機能や抽出開始からの時間を自動で計ってくれるものまでその機能は様々。

コーヒープレス(フレンチプレス)をいれる際には、ここまでの機能は必要ありませんが、ハンドドリップをしたくなった時には大変便利なので、思い切って購入するのもおすすめです。

 

使用後は、カバーなどを外して水洗い出来るタイプだと、少々汚れた場合でも清潔さをキープ出来ますよ。

モニターの表示が分かりやすく大画面になっていたり、数値が見やすいように工夫されているものを選ぶと、目が悪い人でもストレスなく使えます。

 

5. タイマー(お湯にコーヒー粉を浸ける時間を測るため)

コーヒープレス(フレンチプレス)のいれ方は、ご紹介してきた通り浸漬式(しんししき)。

コーヒー粉とお湯が触れ合う時間が、美味しさに大きく関わっているので、タイマーは必須です!

携帯の時計のアプリを使ったり、キッチンタイマーなどを必ず準備して、コーヒー粉にお湯を浸ける時間を計りましょう。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)のデザインの中には、取っ手の部分が砂時計になっていて、コーヒープレス(フレンチプレス)抽出に適した4分間を計れるものもあるんですよ。

ちょっと変わったおしゃれな見た目のコーヒープレス(フレンチプレス)が欲しい人や、使用する道具を極力減らしたい人にはこの砂時計付きのタイプがピッタリでしょうね!

一度チェックしてみて、好みに合うのでしたらぜひ、購入を検討してみてくださいね。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)でいれる、おいしいコーヒーの抽出方法

コーヒープレス(フレンチプレス)でコーヒーを抽出する際に必要な道具を5つ、ご紹介してきました。

ここからは、それらの道具を用いて、コーヒープレス(フレンチプレス)での基本の抽出方法を解説していきます!

初心者でも難しいコツは一切不要なので、道具があればすぐにいれられますよ。

 

今回は、コーヒープレス(フレンチプレス)300mlの容量のタイプを使った、カップ1杯分の抽出方法をご紹介します。

コーヒー粉とお湯の分量を加えて、改めて、必要な道具をまとめてみました。

【コーヒープレス(フレンチプレス)を抽出する際に用意するもの】

  • コーヒープレス(300ml)
  • マグカップやコーヒーカップ
  • コーヒー豆:20g
    ※粗挽きにする
  • お湯:300ml
    ※適切な温度は90℃~96℃

※上記のお湯の分量とは別に、別途、抽出器具を前もって温めるためのお湯を準備しましょう。

※コーヒー豆20gは、コーヒー専用のスクープ1杯程度、お料理用の大さじ2杯程度と言われています。

正確に量ることが一番ですが、こちらの目安量も参考にしてくださいね。

前もって粗挽きにしておきましょう。

 

おいしいコーヒープレス(フレンチプレス)コーヒーの淹れ方の手順

 STEP① コーヒープレス(フレンチプレス)とマグカップ(コーヒーカップ)を、あらかじめ温めておく
※あたたまったら、お湯は捨てる。

STEP② コーヒープレスのポットに粗挽きにしたコーヒー粉を入れ、静かにお湯を注いでいく

STEP③ 準備した300mlのお湯を注ぎきり、スプーンで軽くかき混ぜ馴染ませる

STEP④フィルターが付いたつまみを上に引き上げた状態で、本体のポットにフタを被せて閉じ、そのまま4分待つ

STEP⑤ 4分経ったら、つまみを押し下げながら先端のフィルターでコーヒー粉を濾す

STEP⑥ カップに注ぎ、完成!

STEP⑦ 使用後、器具を洗浄する。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)の美味しい状態が保てるのは、抽出後から約20分であると言われています。

コーヒー豆の繊細な風味が変わらないうちに、ぜひ、いれ立てのコーヒーを楽しんでくださいね!

 

次から、抽出完了までの手順をひとつひとつ、詳しく解説していきますね。

 

STEP① コーヒープレス(フレンチプレス)とマグカップ(コーヒーカップ)を、あらかじめ温めておく

出来立てのコーヒーの温度帯をなるべく長く保つために、使用するマグカップ(コーヒーカップ)は、沸かしたお湯であらかじめ温めておきましょう。

抽出に使用するコーヒープレス(フレンチプレス)も、同様にお湯でしっかりと温めておきます。

抽出中に温度が下がらずに済み、コーヒー豆の美味しさを引き出しやすくなりますよ。

 

STEP② コーヒープレスのポットに粗挽きにしたコーヒー粉を入れ、静かにお湯を注いでいく

コーヒープレス(フレンチプレス)がしっかりと温まったら、粗挽きにしたコーヒー粉をポットに入れます。

300mlに適したコーヒー粉の目安量は20gで、お料理用の大さじ2杯、もしくはティースプーン4杯程度です。

ポットに入れ底なうと、抽出に必要なコーヒー粉が減ってしまうので、注意してくださいね。

 

何度もいれてみて、基本の味が分かってきたら、コーヒー粉の量を調整してみましょう。

自分好みのちょうど良い味が出せるコーヒー粉の量が分かれば、もっとコーヒープレス(フレンチプレス)を楽しめますよ。

 

STEP③ 準備した300mlのお湯を注ぎきり、スプーンで軽くかき混ぜ馴染ませる

コーヒー粉をポットに入れたら、次は準備しておいた300mlのお湯をゆっくりとポットに注ぎきります。

(このお湯の量も目安なので、調整してみてくださいね!)

計量器、スケールなどで正確に計るようにしてください。

お湯の温度は90〜96℃が理想。

沸かしたお湯を30秒から1分ほど置いておいて、少し冷ました状態が90〜96℃と言われています。

 

お湯を注ぎきったら、スプーンで軽くかき混ぜて、ムラのないようにコーヒー粉とお湯を馴染ませます。

ここもコーヒー粉から美味しい成分を引き出す大切なポイントなので、必ず行いましょう。

 

STEP④ フィルターが付いたつまみを上に引き上げた状態で、本体のポットにフタを被せて閉じ、そのまま2〜4分待つ

コーヒー粉とお湯をしっかりと馴染ませたら、プランジャー(フィルター付きの蓋)で蓋を閉めます。

このとき、プランジャー(フィルター付きの蓋)のつまみは上がっている状態です。

もし、つまみを少し下げた状態で閉めてしまうと、コーヒー粉とお湯が十分に触れ合わなくなってしまうので、注意しましょう。

 

このまま、2〜4分間 放置して抽出します。

2〜4分間というのは目安で、おすすめの抽出時間は製品によって多少異なります。

取扱説明書を確認しつつ、抽出時間も色々と試してみてくださいね!

 

STEP⑤ 2〜4分経ったら、プランジャー(つまみ)を押し下げながら先端のフィルターでコーヒー粉を濾す

2〜4分経過し、抽出が完了したら、プランジャー(つまみ)を押し下げます。

プランジャー(つまみ)先端に付いているフィルターでポット内で浮いていたコーヒー粉を押し下げ、濾します。

片手でコーヒープレス(フレンチプレス)を支えながら行うと安定して力を込めることが出来ますよ。

 

STEP⑥ カップに注ぎ、完成!

最後に、出来立てのコーヒーをマグカップやコーヒーカップに注いだら、完成です!

注ぐときから、細かい微粉が見えて質感がトロッとしています。

出来立てのコーヒーを見ると、表面にうっすらとコーヒーオイルが浮いているのも分かりますよ。

ペーパードリップとは違う、濃厚さが伝わってくる出来上がりは、飲む前にワクワクさせてくれます。

コーヒープレス(フレンチプレス)は、蓋を閉めて抽出を行うので、抽出中に温度が下がりにくいです。

出来上がりも温度が高いので、香りもより広がりますよ!

ぜひ、出来立てのコーヒーを楽しんでくださいね。

 

抽出後のコーヒープレス(フレンチプレス)のポットの底には、微粉が溜まっています。

この微粉はコーヒープレス(フレンチプレス)ならではですが、苦手な人もいるかもしれませんね。

その場合は、ポットの底に残った微粉がカップの方へ入ってしまうのを防ぐために、全部は注がないように注意してくださいね!

 

STEP⑦ 使用後、やわらかいスポンジと中性洗剤を使って器具を洗浄する

コーヒープレス(フレンチプレス)でいれたコーヒーを堪能したら、最後に器具を洗浄します。

コーヒープレス(フレンチプレス)のプランジャー先端に付いてるフィルターを外し、ポット内に残ったコーヒー粉の粕(かす)を掻き出して破棄します。

その後、それぞれのパーツを中性洗剤が染み込んだやわらかいスポンジなどを使い、よく洗浄します。

フィルターは、ネジ止めのようにくるくると回すと外せるタイプのコーヒープレス(フレンチプレス)が多いです。

始めは少し手間に感じるかもしれませんが、パーツは簡単に分解出来るので、すぐに慣れて習慣になりますよ。

 

洗剤は中性のものを使うようにしましょう!

器具本体やパーツを傷めてしまう恐れのある酸性・アルカリ性は避けてくださいね。

研磨剤のついた、ざらざらしたようなスポンジはNGです。

本体のフレーム部分などに傷が入ったり、破損の恐れがあるので、やわらかいスポンジを選ぶよう注意してくださいね!

 

コーヒープレス(フレンチプレス)の中には、状態であれば使用可能な製品もあります。

汚れがひどい場合は、を薄めて使用しても良い製品もあります。

コーヒーの香りは意外にも強く、毎回しっかり洗っていても、どうしてもにおいや色が蓄積していきます。

そんな時には、台所用漂白剤を薄めた水を準備し、30~40分浸け置き洗いしましょう。

このような漂白を週に1回程度継続すると、コーヒーのにおいや色が移ってもその都度リセットが出来ますよ。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)でいれたコーヒーを、よりおいしく、楽しく飲むためのポイント2つ

コーヒープレス(フレンチプレス)でのコーヒーの抽出方法を見てきましたが、いかがでしたか?

手順の数は全部で6個と多く見えますが、やることはとっても簡単!

ぜひやってみてくださいね。

 

では最後に、コーヒープレス(フレンチプレス)でいれたコーヒーを、よりおいしく、楽しく飲むためのポイントを2つだけご紹介しますね!

  • 味わいに影響するコーヒー豆の焙煎度合い、挽き具合についてよく考えよう
  • コーヒーオイルと相性の良い乳製品使用のスイーツと合わせることで、より楽しさが広がる

一つ一つ、見ていきましょう!

 

味わいに影響するコーヒー豆の挽き具合、焙煎度合いについてよく考えよう

コーヒーの挽き具合については、「コーヒープレス(プレンチプレス)を使うときの豆の挽き具合は、粗挽きがおすすめ」というところでも触れましたが、コーヒーの仕上がりの味は、コーヒー豆の挽き具合によって変化します。

 

コーヒープレス(フレンチプレス)に限らず、その他のコーヒーの抽出器具それぞれに、美味しいコーヒーがいれられる挽き具合がある程度決まっています。

コーヒーの抽出器具に合わせて挽き具合を決定しましょう。

どんなコーヒーの抽出器具を使っても、まずは基本の挽き具合でいれてみて、それから挽き具合を調整していくと自分の好みの味のコーヒーに近づけられます。

(コーヒープレス(フレンチプレス)以外の抽出器具も、取扱説明書を確認すると、推奨のコーヒー豆の挽き具合が掲載されています。

確認してみてくださいね!)

粗く挽いたコーヒー粉のコーヒーの印象は、さっぱり軽やか。

それが細かくなるにつれて濃厚さ、苦みをより強く感じるコーヒーになりますよ。

 

※参考のためにご紹介すると、ペーパードリップでいれるときのコーヒー粉の挽き具合は中細挽き〜中挽き程度。

コーヒープレス(フレンチプレス)の場合は粗挽きよりも細かい、中挽きを推奨しているメーカーもあります。

※取扱説明書に掲載の基本の挽き具合から外れすぎると、フィルターが目詰まりする恐れもあるので、注意です!

 

コーヒーが好きな人は、自分好みの焙煎度合いを把握していると思います。

コクやビターな苦味をしっかり味わえる深煎り、さっぱりとした酸味を堪能できる浅煎り、その中間のバランスのとれた味わいの中煎り。

ぜひ、自分の好みやその時の気分で選びましょう!

コーヒープレス(フレンチプレス)でいれるコーヒーは、焙煎度合いに関わらず濃厚な口当たりに仕上がります。

その質感との掛け合わせも楽しんでくださいね。

 

コーヒーオイルと相性の良い乳製品使用のスイーツと合わせることで、より楽しさが広がる

コーヒープレス(フレンチプレス)でいれるコーヒーには、濃厚なコーヒーオイルがたっぷり。

この濃厚なコーヒーオイルを、もっと口の中で広げるには、乳製品使用のスイーツと合わせるのが大変おすすめです!

 

クリームたっぷりのショートケーキ、バターを使ったタルトやクッキーなどの洋菓子とも相性が良いですよ。

コーヒーだけ、フードだけでももちろん美味しいですが、それを倍増させてくれる組み合わせを探求していくのもとっても楽しいです。

美味しいコーヒープレス(フレンチプレス)でいれたコーヒーの相棒を、ぜひ見つけてくださいね。

 

まとめ... コーヒープレス(フレンチプレス)を使って、コーヒー豆が持つ本来の風味を引き出そう

いかがでしたか?

コーヒープレス(フレンチプレス)の特徴を、色々な視点から見てきました。

コーヒープレス(フレンチプレス)の魅力やメリット、抽出するために必要な道具、いれ方など、参考になりましたか?

 

コーヒープレス(フレンチプレス)は、粗挽きに挽いたコーヒー粉とお湯を、2〜4分間漬け込むだけで抽出できるとっても簡単ないれ方。

とっても簡単なのにその味は本格的!

プロのバリスタも、コーヒーの比較テイスティングに使用するほどの抽出器具なのに、コーヒーを始めたばかりの初心者の人にもピッタリです。

透過式(とうかしき)のハンドドリップコーヒーとは異なり、お湯を注ぐ勢いやスピード、蒸らしの時間など細かい技術は一切不要。

浸漬式(しんししき)のコーヒープレス(フレンチプレス)は、誰がいれても同じ味のコーヒーを安定して楽しめます。

しっかりしたコーヒーオイル、コクのあるまろやかな舌触り、深い味わいは、ペーパードリップよりも飲みごたえがありますよ!

 

コーヒープレス(フレンチプレス)でコーヒーを抽出するために必要な道具は、今あるものでOK。

コーヒープレス(フレンチプレス)以外は、多くの家庭にもともとある計量スプーン、ケトルややかん、計量器やスケールで十分です。

コーヒープレス(フレンチプレス)本体は、素材はガラスタイプかステンレスどちらが良いか、使いやすい容量はどれくらいなのか。

使用後のお手入れ、フィルターの状態など自分にマッチしたものを選ぶと、無理なく使い続けられますよ。

 

今回の記事が皆さんのコーヒープレス(フレンチプレス)に興味が湧くきっかけとなったり、実際に使ってみたい!と思ってくださったなら、とっても嬉しいです。

コーヒーの世界、楽しみながら広げていきましょう!

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

今後もten to ten(点と点)では、みなさんがコーヒーについてもっと興味が湧いたり、より好きになれるような情報をお伝えしていきます。

次回の記事も、ぜひお楽しみにしていてください♪

 

  • この記事を書いた人

ten

初めまして!tenです。 皆さんがハンドドリップコーヒーを楽しめるような情報をお届けしています。 「おばあちゃんになってもおいしいコーヒーを大切な人と分かち合いたい、、、」という思いで、ブログを書き始めました。 コーヒーが大好きで、スタバで働き始めて6年(2018年〜)、ブラックエプロン着用歴は5年です。(2019年〜) 英語の独学歴12年(2012年〜)、オンライン英会話歴あり(2020年〜2021年)、スタバのお客様や自分の子供たちと英語で会話を楽しんでいます。 手仕事が大好きで、洋裁歴5年です。(2019年〜)自作のシャツやパンツ、スカートを身に着けてスタバの店頭に立つこともあります。 「ハンドドリップって、こんなに楽しいものなんだ!」記事を通して、そんな風に思ってもらえたらとっても嬉しいです。

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