コーヒー 抽出方法 種類

ネルフィルターの選び方・違いを解説!種類・特徴、3つの選ぶポイントまで

 

今日も、ten to ten(テントゥテン)にご訪問頂き、ありがとうございます。

ten to ten(テントゥテン)では、「自分好みのコーヒーに出合う」をテーマに、コーヒーに関する情報をお届けしています。

 

今回ご紹介する内容は、「ネルフィルターの選び方」です。

ネルフィルターは、ネルドリップの際に使う布製のコーヒーフィルターです。

ネルドリップは、コーヒーマスターが1杯1杯、職人のように丁寧に抽出している姿をイメージしている人が多いと思います。

とっても難しそうで、敷居が高く思えますが、そんなことはありません。

コーヒー粉にお湯を注いで抽出する、という方法は、ペーパードリップと同じ!

プロのコーヒーマスターでなくても、同じように美味しいコーヒーが抽出できる淹れ方なんですよ♪

 

「洗って繰り返し使う」「保管中は水に浸しておく」という、ペーパードリップには無い一手間は加わりますが、その分、ネルドリップコーヒーの味わいは格別!

他の抽出方法にはない、まろやかな口当たりは、一度試すとクセになります♪

 

また、ネルドリップコーヒーを淹れる、という行為自体にも、とっても魅力があります。

自分が喫茶店のコーヒーのマスターになったような、ワンランクもツーランクも技術が上がったような、そんな気持ちがしてきます。

コーヒーの時間がより上質になるネルドリップ、コーヒー好きの皆さんにもぜひ、挑戦して頂きたいです♪

 

今回の記事では、そんなネルドリップに挑戦してみたいという人に向けて、ネルフィルターの選び方・違いをご紹介していきます。

ネルフィルターの種類や特徴、3つの選ぶポイントまで、詳しく解説しています。

ネルフィルターを選ぶポイントを抑えることができれば、スムーズにネルドリップを始めることが出来ますよ♪

ぜひ、ワクワクしながらネルフィルターを選ぶ際の参考にしてくださいね!

 

「ネルフィルター」とは、「フランネル」という布を使ったコーヒーフィルター

コーヒーを楽しむための抽出方法、また、その際に必要な器具は様々です。

ペーパードリップに慣れてきて、もっとコーヒーを深めたい!という気持ちが芽生えてきた人にぴったりなのが、今回ご紹介のネルフィルター。

ネルフィルターは、「フランネル」と呼ばれる※「表面が毛羽立つように加工」された、手触りが柔らかい布で作られています。

(※起毛(きもう)と呼ばれます)

「フランネル」という布の名前が、抽出方法名の由来になっています。

 

ネルドリップの滑らかな口当たりの秘密は、この起毛にあります。

細かく毛羽立った起毛がコーヒーの微粉をキャッチし、他にはない独特な口当たりを生み出しているんです。

角がないまろやかな味わいは、多くのコーヒー愛好家を魅了し続けています。

ネルフィルターは、使い捨てのペーパーフィルターとは異なり、洗って繰り返し使用します。

お手入れに手間暇がかかるの分、「こだわり派」の人向けと思われています。

ですが、慣れてしまえば片付けもルーティンの1つとして定着してきます♪

コーヒーが染み込んだ自分だけのネルフィルターに、愛着が湧いてきますよ!

 

コーヒーを淹れる時のフィルターの種類は大きく分けて3種類あります。

「ペーパーフィルター」「ネルフィルター」「ステンレスフィルター」です。

 

ネルフィルター、ステンレスフィルターは、ペーパーフィルターでは濾されてしまうオイルも一緒に抽出されるので、しっかりした味わいが楽しめます。

また、ネルフィルターは、ペーパーフィルターやステンレスフィルターよりも、目が詰まってきめが細やかなのも魅力!

なめらかな口当たりになり、酸味や苦味、コクなどの豆本来の味わいを抽出できますよ。

 

ネルフィルターには、いくつかの種類があります。

選びやすくなるように、ネルフィルターの種類や違い・3つの選ぶポイントを詳しく見ていきましょう!

 

ネルフィルターの種類や違い・3つの選ぶポイント

さっそく、ネルフィルターの種類や違いについて見ていきましょう!

代表的な3つのポイントに注目しながら、詳しく解説していきます。

その3つのポイントは、こちらです。

 

【ネルフィルターの種類や違い・3つの選ぶポイント】

  • ネルフィルターの布の種類|合成繊維と天然素材(100%)に分けられる
  • ネルフィルターの大きさ|淹れたい杯数に合わせる
  • ネルフィルターのメーカー|ドリッパーで有名なメーカーも、ネルフィルターを販売している

ネルフィルターの「フランネル」には、布の種類がいくつかあります。

淹れたい杯数に合わせて、ネルフィルターを選ぶこともポイント。

また、ネルフィルターを製造・販売しているメーカーも、知っておくと選びやすくなりますよ!

 

ネルフィルターの布の種類|合成繊維と天然素材(100%)に分けられる

ネルフィルターの種類や違い・3つの選ぶポイントの1つめは、ネルフィルターの布の種類についてです。

ネルフィルターは、使われている素材と生地の折り方、厚さなどによって種類があり、それぞれに特徴があるんですよ!

使用される布は、綿やポリエステル、ナイロンなどが織り混ざった合成繊維で出来ているものと、天然素材の綿で出来ているものの、2種類です。

このネルフィルターの布の種類ごとに、コーヒーの落ち方、触り心地などに違いが生まれてきます。

 

分かりやすく、合成繊維と天然素材に分けてご紹介しますね!

まず、生地の素材が綿80% とポリエステル20%で出来た合成繊維のネルフィルター。

綿100%で作られたネルフィルターは、生地の目が細かすぎる場合、コーヒー粉などの油分が溜まって目詰まりを起こしやすい、というのが欠点。

もし、目詰まりを起こしてしまうとお湯が抜けにくくなり、濾過速度が遅くなってしまうのです。

綿80%に、ポリエステル20%がプラスされたネルフィルターであれば、、生地の目が細かくてもお湯がたまる事なくスムーズに流れます。

丸太衣料株式会社が販売する、「珈琲抽出専用ネル(内起毛)」という製品は、この綿80% とポリエステル20%で出来ています。

 

次に、天然素材のネルフィルター。

天然素材のネルフィルターは、基本的に綿100%です。

(麻で出来た、「リネンフィルター」もあります)

ネルドリップを淹れるなら、絶対に綿100%!という人も多くいます。

 

綿100%のネルフィルターは、生地の織り方と厚さ、起毛が片側だけなのか両側にあるのかなどのバランスで、色んなネルフィルターが登場しています。

メーカーごとに目指す味わいが違うので、その味わいが再現出来るように、メーカーごとにこだわりがあります。

※ネルフィルターのメーカーについては、後述します♪

 

ネルフィルターの大きさ|淹れたい杯数に合わせる

ネルフィルターの種類や違い・3つの選ぶポイントの2つ目は、ネルフィルターの大きさです。

ネルフィルターは、1杯用、2杯用、3杯用などと、数種類の大きさで販売されています。

「大は小を兼ねる」と言いますが、1杯用を淹れるのに3杯用のネルフィルターはおすすめ出来ません。

コーヒードリッパーと同じように、淹れたい杯数に合わせて大きさを選ぶようにすると、ネルドリップコーヒーが淹れやすく、安定した味わいになりますよ。

 

ネルフィルターのメーカー|ドリッパーで有名なメーカーも、ネルフィルターを販売している

ネルフィルターの種類や違い・3つの選ぶポイントの3つ目は、ネルフィルターのメーカーです。

調べてみると、ネルフィルターを販売するメーカーも、コーヒードリッパーと同じように色々とあるんですよ♪

 

「HARIO(ハリオ)」、「KONO(コーノ)」、「Kalita(カリタ)」のコーヒードリッパーで大変有名なこれらのメーカーも、実はネルフィルターの販売も行っています。

メーカーごとにこだわってネルフィルターを開発しているので、好みのメーカーのものから挑戦すると良いですね。

 

他にも、2013年に残念ながら閉店したコーヒーの名店、「大坊珈琲店」が監修したネルフィルター。

1934年(昭和9年)から創業、ネルフィルター作りに長い歴史と強いこだわりのある「丸太衣料」のネルフィルターも有名です。

丸太衣料のネルフィルターは、生地の織り方、糸の種類、その配合の組み合わせまで、細部にこだわっています。

業務用のネルフィルター、家庭用のネルフィルターの中でも、「中~深煎り専用」「深煎り専用」「アイスコーヒー専用」などもありますよ。

 

ドリッパーで馴染みのあるメーカーのネルフィルターを選ぶのも良し、興味を惹かれたメーカーから選ぶのも良いですね!

 

最後に...|ネルフィルターは、布の種類、大きさ、メーカーに絞れば選びやすい!
本格的な味を出せるネルドリップに挑戦して、さらにハンドドリップを楽しもう

いかがでしたか?

ネルフィルターの選び方をテーマに、ネルフィルターの種類や違い・3つの選ぶポイントをご紹介してきました。

 

ネルフィルターの選ぶポイントは、布の種類、大きさ、メーカーでした。

布の種類は、合成繊維を使ったものと、天然素材の綿を使ったものの2種類に分けられました。

合成繊維のネルフィルターは、綿100%のネルフィルターと比較すると目詰まりが起こりにくいので、抽出時間が安定して一定の味わいになります。

綿100%は、ネルドリップの定番のものとして、長きに渡って親しまれてきました。

お湯の抜けは合成繊維よりも遅くなりますが、生地の織り方の厚さ、起毛が片側もしくは両側にあるのか?など、販売するメーカーごとの個性が光るところです。

迷ったらお気に入りのメーカーのものを選ぶと良いですね。

 

大きさも、選ぶ際のポイントでした。

自分がよく淹れる杯数に合わせて購入すると、一番美味しく淹れることが出来ますよ!

メーカーに的を絞っても、選びやすくなります。

ドリッパーでも有名な「HARIO(ハリオ)」、「KONO(コーノ)」、「Kalita(カリタ)」の中から選んだり、興味の湧いたメーカーが販売するネルフィルターを選ぶのも良いですね。

 

ぜひ、今回の記事を参考にネルフィルターを選んで、喫茶店で味わうような本格的なコーヒーを、皆さんのご自宅でも楽しんでくださね!

コーヒーの時間がより濃厚に、質の高いものになりますよ♪

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

ten to ten(テントゥテン)では、今後も「自分好みのコーヒーに出合う」をテーマに、コーヒーに関する情報をお届けしていきます。

その他の記事も、ぜひ参考にしてくださいね!

また、次回の記事でお会いしましょう!

 

  • この記事を書いた人

ten

初めまして!tenです。 皆さんがハンドドリップコーヒーを楽しめるような情報をお届けしています。 「おばあちゃんになってもおいしいコーヒーを大切な人と分かち合いたい、、、」という思いで、ブログを書き始めました。 コーヒーが大好きで、スタバで働き始めて6年(2018年〜)、ブラックエプロン着用歴は5年です。(2019年〜) 英語の独学歴12年(2012年〜)、オンライン英会話歴あり(2020年〜2021年)、スタバのお客様や自分の子供たちと英語で会話を楽しんでいます。 手仕事が大好きで、洋裁歴5年です。(2019年〜)自作のシャツやパンツ、スカートを身に着けてスタバの店頭に立つこともあります。 「ハンドドリップって、こんなに楽しいものなんだ!」記事を通して、そんな風に思ってもらえたらとっても嬉しいです。

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