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今回の記事のテーマは、「パーコレーター」です。
パーコレーターは、登山やキャンプなど、屋外でのアウトドアのシーンで活躍するコーヒーの抽出器具です。
直火に直接かけられるやかんような形状で、とっても簡単にアウトドアでもコーヒーを楽しめます。
今回の記事は、パーコレーターの特徴と、メリット3つをご紹介します!
パーコレーターと他の抽出器具との違いや仕組み、歴史や味わいなどにも触れているので、パーコレーターがどんな抽出器具なのかを知ることが出来ますよ。
今回の記事が、アウトドアでもコーヒーを楽しむきっかけになってもらえれば嬉しいです。
ぜひ、お役立てください。
Contents
「パーコレーター」とは、直火にかけてコーヒーを抽出できるアウトドアにピッタリな抽出器具
「パーコレーター」とは、ガスコンロや焚き火、バーナーなどの直火にかけて淹れられるコーヒーの抽出器具です。
粗めに挽いたコーヒー粉と水をパーコレーターの中にセットして、やかんのように火にかけるだけ。
ペーパードリップやネルドリップを淹れる際には、ペーパーフィルターやドリッパー、専用のネルフィルターやドリップポットが必要です。
サイフォンもガラス製の抽出器具が、電気式で淹れるエスプレッソも、マシンがないと抽出出来ません。
いざコーヒーを淹れようとしたとき、それに必要なアイテムを沢山準備しなければなりませんよね。
その点、パーコレーターなら、道具は本体1つのみでOK!
コーヒーを濾過(ろか)するためのその他の道具が無くても簡単にコーヒーを淹れることが出来るので、限られた環境の中で抽出するにはぴったりです。
アイテム一つさえあれば、その他の特別な道具無しにコーヒーを楽しめるパーコレーターは、近年 流行しているアウトドアでも人気が高まっています。
屋外などの設備が整っていないような、キャンプサイトなどで過ごす時は、非日常的で解放された気分になりますよね。
そんな目覚めの朝などに、抽出したての熱々のコーヒーがあるなんて、最高でしょうね。
家でももちろん使用できますが、パーコレーターで淹れたコーヒーがより美味しく感じるのは、やはりアウトドアでのシチュエーションだと思います!
ドリップコーヒーには無い独特の味わい、抽出時にお湯が沸騰をするコポコポとする音などのパーコレーターならでは魅力が詰まっています。
コーヒーの抽出機器はたくさんあり、どれが良いか決めきれないほどバリエーションが豊富。
サイズも使い勝手に合わせて選べるので、屋外でのバーベキューなどの大人数の集まりがあるときに便利ですよ。
パーコレーターを探す際はぜひ、アウトドアグッズの売り場内の、キッチンやコーヒーなどのセクションに足を向けてみてください♪
パーコレーターはシンプルなデザインが多いですが、その中にも、メーカーごとのこだわりが感じられるオシャレな一品を見つけられますよ!
このパーコレーター、実は1827年にフランスで考案され、その後アメリカで広く普及しました。
新しい土地を求めて盛んに開拓が行われていたアメリカ西部開拓時代。
電気が通っていなかったり、十分な設備がない外では、色々な道具を使って丁寧にコーヒーを淹れるなんて一苦労!
お湯を沸かすように、手軽な淹れ方が出来るパーコレーターが、この時代にはピッタリだったのですね。
屋外でも簡単にコーヒーを淹れられるパーコレーターですが、その部品、内部の構成はどんな風になっているのでしょうか?
このパーコレーターの部品は、たったの4つ。
「本体のポット」「ふたつきのポケット」「バスケット」「パイプ」の4つです。
本体のポットでぶくぶくとお湯が沸騰すると、パイプを通って上部のバスケットまで運ばれます。
バスケット内には、あらかじめコーヒー粉がセットされているので、沸騰したお湯がコーヒー粉にかかり、抽出がスタートします。
一旦抽出されたコーヒーは、バスケットに開けられた細かい穴から本体のポットに再び落ち、また沸騰してバスケット内のコーヒー粉に触れる......という循環を繰り返し、徐々にコーヒーの抽出液が濃くなるという仕組みです。
沸騰したお湯が内部で循環しながら抽出される.....というこの淹れ方、その他の抽出器具とは異なりますね!
パーコレーターは、本体以外に特別な道具が必要ないとお伝えしましたが、ペーパーフィルターも不要。
ペーパーフィルター1枚くらいのゴミなんて気にならない、という人もいるかもしれませんが、アウトドアなどで使用するとき、なるべく余計なゴミは出したくないですよね。
パーコレーターの内部にセットするバスケットなどの部品を外すと、お湯を沸かすためのケトルとしても使えます。
1台2役なので、キャンプ用の荷作りする際にスペースを取らず、便利です。
パーコレーターで淹れたコーヒーの味についてですが、コーヒー豆のオイル感をしっかり感じる味わいになります。
ペーパードリップ、ネルドリップなどのような目の細かいフィルターでは無く、小さいバスケットの穴で濾すので、コーヒーオイルも一緒に抽出されます。
パーコレーターで淹れる際のコーヒー豆は、浅煎りがおすすめ。
また、成分が抽出されにくくなるので粗挽きが良いですよ。
深煎りのコーヒー豆で、かつ細挽きだと雑味や苦みが強いコーヒーに仕上がるので、飲み辛いという人もいるかもしれません。
色々なコーヒー豆で試してみて、お気に入りのものを見つけてくださいね。
使用後のお手入れは、内部の部品を分解し、水洗いします。
しっかり乾燥させてからしまいましょう。
お湯を沸かしたりなどのコーヒー以外で使用する目的がある場合、中性洗剤を使用して洗います。
こうすることで、コーヒーの香りが他の飲み物に移るのを防ぐことが出来ますよ。
パーコレーターのメリット3つ
パーコレーターの特徴について触れてきました。
これからは、パーコレーターのメリット3つをご紹介していきますね。
蓋のつまみ部分がガラス製のタイプは、コーヒー抽出中、濃さが見えて濃度調節が簡単
パーコレーターは、本体内のポットのお湯が沸騰し、ポット内で循環しながらコーヒーが濃くなっていきます。
蓋のつまみ部分がガラス製のパーコレーターは、抽出中の濃さが見えるので、火から下ろすタイミングを見計らうのに大変便利です。
蓋を開けずに、ちょこちょこコーヒーの色の確認をしながら待てるので、濃度調節が簡単です。
ペーパーフィルターを毎回消耗せずに済むので、エコにコーヒーを楽しめる
パーコレーターは、ペーパーフィルターを使わずにコーヒーを抽出することが出来ます。
ずっと使い続けるなら、消耗品がない方が嬉しいですよね。
ペーパーフィルターを忘れてしまったからコーヒーを淹れられない...... ということもありません。
パーコレーターは経済的で、環境にもやさしいエコな抽出器具ですね。
金属製の器具で長く使え、パーツは壊れても交換が可能
パーコレーターは、ステンレス製やアルミ製などで作られていることが多く、長期間に渡って使い続けることが出来ます。
内部にセットするろ過機能を持ったバスケットやパイプ部分(ストレーナー)などのパーツが壊れても、パーツだけ買い直すことも可能です。
(メーカーによるので、購入前にパーツ交換が可能か確認しましょう!)
壊れた部分だけ買い直せると、全部まるまる買わずに済みますよ。
まとめ... パーコレーターを使って、
いかがでしたか?
パーコレーターの特徴、メリット3つをご紹介してきました。
パーコレーターは、直火にかけて淹れられるコーヒーの抽出器具です。
ガスコンロや焚き火、バーナーなどの熱源があれば、道具は本体1つのみ!
とっても簡単に抽出出来るので、アウトドアでも人気が高まっています。
1827年にフランスで考案されたパーコレーターは、内部でお湯を循環させながら抽出し、コーヒー豆のオイル感をしっかり感じられる味わいです。
パーコレーターによっては、蓋のつまみがガラス製になっているタイプがあるので、抽出具合が確認できます。
ペーパーフィルターを毎回消耗せずに済むので、経済的で環境にもやさしい抽出器具です。
内部のパーツが壊れても、交換が可能なモデルもありますので、購入する前に確認してみてくださいね。
パーコレーターがあれば、屋外でも大好きなコーヒーを楽しめるようになります。
より幅広いシーンでコーヒーに触れることが出来るので、今回の記事を参考にしてくださいね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今後もten to ten(点と点)では、みなさんがコーヒーについてもっと興味が湧いたり、より好きになれるような情報をお伝えしていきます。
次回の記事も、ぜひお楽しみにしていてください♪